「原子力空母の配備を許すな 米軍基地の再編・強化反対!
7・13全国大集会in横須賀」に3万人が参加
「7・13全国大集会in横須賀」には、猛暑のなか全国各地から3万人を超える参加があった。主催者あいさつで全労連の坂内三夫議長は、「東京湾に動く原発はいらない。平和を守る主人公は全国の、そしてここに集まった私たち一人ひとりだ。私たち国民を犠牲にする全国各地にある米軍基地は日本から出て行け。この集会を新たな出発点に連帯を強め、米軍基地の再編・強化を打ち破ろう。日本国憲法を守りぬき、団結してともにがんばろう」と呼びかけた。
日本共産党の志位和夫委員長があいさつ。原子力空母配備の4つの危険として、核事故の危険、米軍の殴りこみ機能強化の危険、基地の恒久化の危険、米軍犯罪の拡大の危険を指摘。「原子力空母配備は、横須賀市民だけの問題ではない。核事故が起これば首都圏3000万人に影響が及ぶ。反対の声をひとつに、撤回を求めていこう。たたかいが前途を開く」と強調した。
地元から、横須賀市湘南鷹取2丁目自治会元会長の藤島紀雄さんがあいさつ。「当時、小泉首相あてに、原子力空母配備反対の自治会決議をあげた。続々と他の自治会もあげると思ったが続くところがなかった。地元の草の根の運動が大事。ここに参加されたみなさんが地元に帰り、配備反対の決議を促すような行動を起こしてほしい」と呼びかけた。
岩国、沖縄、東京などから米軍基地とのたたかいが報告された。最後に「戦争する国づくり」を阻止する強大な非核・平和の流れをいっそう大きく強くし、平和な世界に前進することを呼びかけたアピールを採択し、デモ行進で市民にアピールした。
参加者の声
「原子力空母の配備は許さない!」埼教組の浦本和隆さんはそんな思いを胸に、20数人の仲間とともに参加した。「5月にあった九条世界会議の分科会で米軍基地のある地域のたたかいの話しを聞き、地域住民と一緒になって運動することの重要性を痛感した。さいたま市見沼区の九条の会や革新懇で活動をしている。中学校区ごとに九条の会を作ること、憲法署名を年間1万筆集めることにこれからもがんばっていきたい」と決意を述べていた。
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