派遣切りとのたたかいで1万人を突破
第5回ローカルユニオン全国交流集会in豊橋
全労連は6月28・29日の両日、第5回ローカルユニオン交流集会を愛知県豊橋市で開催、2単産35地方組織76ローカルユニオンから155人が参加した。
全労連のローカルユニオン(地域労組)は、昨年の自動車、電機など大企業の派遣・期間工切りとのたたかいなどを通じて、この1年間に3,739人が新規加入、ついに1万人の大台を突破するなかで開催された。全労連に結集するローカルユニオンは、5月末現在、41都道府県に135組織、1万355人の組合員が加入し、自らの要求実現と非正規労働者の相談と組織化の最前線で奮闘している。
全国交流集会1日目の全体会では、小田川事務局長が主催者あいさつ、寺間組織局長が問題提起、その後、4分散会、青年分科会で討論、夜は夕食交流会を行った。2日目は全体会討論を行い、まとめを根本副議長が行なった。
1日目の第1分散会は県労連の議長、事務局長クラス、第2〜第4分散会は地域組織とローカルユニオンからの参加者、青年分科会は青年ユニオンを中心に割り振り、フリーで討論した。2日目の午前中の全体集会の前半は、各分散会から1〜2人を推薦してもらって7分間発言。残り半分を3つのテーマ((1)昨年から組織を2倍以上に増やした経験と教訓、(2)加入組合員の継続と定着化のための取り組みと教訓、(3)地方組織としてのローカルユニオンの結成・促進の取り組みと決意)で5分間発言をおこなった。
各組織の発言は、この間の組織拡大、労働相談活動、組合結成加入と団体交渉、全員参加型の活動、ローカルユニオンの運営と定着化の努力まで多岐にわたり、どの発言も実践に裏付けられ具体的で生き生きしたものであった。
また、ローカルユニオンが、すべての未組織労働者を組織対象に一人ぼっちの労働者をなくし、組合結成・加入活動を通じて労働者としての人権を取り戻し、奮闘している姿が語られ、個人加盟組織の明るい未来と展望を示すものとなった。今回、初めて設定した青年分科会は好評で、全体会での青年の発言も活気と刺激を与えるものであった。
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