変化をチャンスに、
賃上げと雇用拡大をかちとろう
1.26春闘総決起集会に 950人が参加
国民春闘共闘委員会と東京春闘共闘会議は1月26日、都内の「なかのZEROホール」で「10国民春闘総決起集会」を開催し、中央・東京の各単産、地域から950人が参加しました。組合役員も友情出演した構成劇で笑いを誘い、決意表明でたたかう意志を固めあい、大いに意気上がる集会となりました。
集会は、荒馬座の豪快な太鼓の音で開幕。司会者が、2日前に行われた沖縄・名護市長選で基地移設受け入れ反対の市長が誕生したことを紹介すると、会場から大きな拍手が起こりました。
主催者あいさつに立った国民春闘の伊藤潤一代表幹事(東京春闘代表委員)は、「今こそ大企業に内部留保の一部を社会に還元させ、雇用を拡大し、賃上げで内需中心の経済に転換させなければならない」と強調しました。
続いて、構成劇『変化をチャンスに』を上演。青年劇場の俳優とともに、自治労連の松尾豊中央執行委員、首都圏青年ユニオンの山田真吾書記次長が出演。短期間の特訓の成果をいかんなく発揮し、プロ俳優と見まがうばかりの迫真の演技に、参加者はやんやの拍手喝さいで応えました。
たたかってこそ、展望がひらける
春闘勝利に向けた決意表明で、「たたかってこそ将来展望をつくれる」と語ったのはJMIU超音波工業支部の代表。支部の15人でとりくんだ家計簿調査をもとに、「生活改善にいくら必要かをぶつける」とのべました。
東京土建の巻田幸正委員長は、「不況に負けてはいられない」と表明。公共発注に適正賃金を保障する公契約条例が千葉県野田市で制定されたことをあげ、さらに運動を前進させると語りました。
都教組の代表は、全国で唯一、未実施だった少人数学級について、4月から小学1年と中学1年で行われると報告。「国民との地道な運動の成果だ」とのべ、引き続き拡大させていくと表明しました。
大田区の中小業者と労働者らで昨年末に危機突破大会を開いた実行委員会の馬場良彰さんが連帯あいさつ。区に助成制度を始めさせたことを報告し、「労働者と中小業者が力をあわせれば要求が実現でき、情勢を切り開ける」と強調しました。
東京医労連の青山光さんが、「賃上げで内需拡大を」「『時給1000円は当たり前』『正規雇用は当たり前』などの世論を広げよう」と呼びかける集会アピールを提案し、満場の拍手で採択。閉会あいさつで大黒作治代表幹事(全労連議長)は、「国民の願いに応え、たたかい抜くのが私たちの役割だ」とのべました。
最後に、国分博文代表幹事(全農協労連委員長)の音頭で、力強く団結ガンバローを三唱しました。
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