「雇用と仕事の確保、賃上げ、社会保障拡充で、内需中心の経済、震災復興を」―全労連・国民春闘共闘、東京春闘共闘は4月12日に中央行動を展開。国土交通省、経済産業省、財務省、総務省、各省庁前での行動、ディーセントワーク、高齢者雇用、原発ゼロ問題での国会議員要請、中央行動の締めくくりとして「春闘勝利、労働法制改正、諸課題の前進を求める院内集会」を開催し、たたかいの意思統一を行いました。
「大飯原発の再稼働許すな」経産省前行動
経産省前行動では、東京春闘共闘の高畠素昭事務局長が主催者あいさつ。大飯原発の再稼働問題について述べ、原発ゼロを求める国民の声を聴くよう求めました。福島県労連の斉藤富春議長は「福島原発事故の原因究明がされていない中での大飯原発再稼働は、許せない。福島県民を踏みにじるもの」と批判しました。
「増税への突破口としての公務員攻撃許すな」総務省前行動
総務省前行動では、主催者を代表して全労連公務部会代表委員の全教の北村佳久委員長があいさつ。「新規採用抑制や再任用による高齢期雇用制度など公務員の人件費抑制は社会保障・税一体改革の突破口にされている。アメリカ言いなりの野田内閣の暴走にストップをかけ、労働条件改善、公務・公共サービス拡充実現のため、公務労働者が先頭に立って奮闘しよう」と呼びかけました。
くらしを壊す消費税増税反対!
昼に日比谷野外音楽堂で開催された「消費税大増税ストップ 4・12国民集会」(同実行委委員会主催)では、全労連の大黒作治議長が主催者あいさつ。野田内閣の暴走を批判し、「消費税増税反対を迫るたたかいを大きく発展させよう」と呼びかけました。
春闘勝利、労働法制改正、諸課題の前進を求め院内集会
衆議院第1議員会館で開催した院内集会には250人が参加。伊藤潤一国民春闘共闘代表委員(東京地評議長)が主催者あいさつ。小田川義和国民春闘共闘事務局長(全労連事務局長)が12春闘の情勢報告と行動提起を行いました。小田川事務局長はまず賃金闘争の現状について述べ、取り組みの到達点をふまえ、すべての労働者の賃金改善の徹底した追求、続いて緊迫する国会情勢について報告し、有期労働契約など労働課題での国会闘争の強化、原発問題、消費税増税反対、最賃デーなどの取り組みについて提起しました。