危険な欠陥機オスプレイが、9月28日にも岩国基地を飛び立ち沖縄の普天間基地に配備されようとしている。すでに、岩国周辺では日米合意を踏みにじり、住宅地の上空で低空飛行を繰り返している。オスプレイの沖縄配備に反対し、日米安保はいらないと安保廃棄中央実行委員会と全労連は9月27日、昼休み国会請願デモを行った。デモ開始前の出発集会には岩国や、沖縄からも代表が駆けつけあいさつ。国会前では11万611人分の署名を提出し、7月から取り組んでいるオスプレイ配備阻止の署名は合計で13万3828人分になった。終了後、「普天間基地のオスプレイ配備の中止をアメリカに求めること」を求め、防衛省交渉を行った。
配備断念まで全国でたたかおう
主催者を代表して、全労連大黒作治議長は「暮らしと権利を問答無用で切り捨てるファッショ政治を許さず、日米安保と深く関わるオスプレイ配備撤回のたたかいを国中で繰り広げ配備断念に追い込むまでたたかおう」と呼びかけた。
山口県岩国市から来た住民投票を生かす会代表の吉岡光則さんは、「下関市街地上空では日米合意を無視し、横暴極まりない訓練を連日夜の10時ころまで行っている」と述べ、「岩国では30日に艦載機反対など5つの市民グループが久しぶりに一堂に会し、オスプレイの飛行訓練、沖縄配備、全国での訓練に反対する集会を行う」と報告した。
沖縄県統一連(安保廃棄・くらしと民主主義を守る沖縄県統一行動連絡会議)事務局長の山田義勝さんは、「沖縄では9月9日、10万1千人の県民集会と同日宮古、八重島合わせて10万3千人が集まり、オスプレイノーの総意を示した。沖縄県民は怒りに震えている」と訴え、「東村高江で強行されているオスプレイパッドの建設に反対し24時間体制で座り込みを行っている。全国はひとつ、沖縄のたたかいに支援を」と訴えた。