春の日差しの中、3月8日、13春闘勝利を目指して、東京港湾関係労働組合協議会主催の「東京港総行動」が取り組まれました。この行動に連帯して、全労連から大黒作治議長らが参加。組合旗や要求をかかげた旗を立てた船8隻で、東京湾をデモ航行しました。 行動には、港で働く仲間とともに、日本航空解雇撤回原告団など陸・海・空の交通・運輸・流通の仲間が多く参加しました。 出発式では、東京港湾労協・佐藤議長の主催者あいさつの後、全労連から大黒議長が連帯あいさつ。冒頭、過日開催された「3・5労働者総決起集会」に、全国港湾・糸谷欽一郎委員長が連帯して駆けつけたことに感謝の意を表明し、「すべての労働者の連帯で賃上げを勝ちとり、デフレ脱却の道筋をつけよう」と呼びかけました。 つづいて、東京春闘共闘・伊藤潤一代表委員(東京地評議長)が連帯あいさつを行い、コンビニ大手のローソンが20代後半〜40代の正社員約3300人の年収を一時金の引き上げにより3%上げる発表をしたことに触れ、「18万人以上の非正規雇用で働く人々の賃上げも行うべきだ」と指摘。「正規も非正規もすべての労働者の賃上げに向けて、全力で奮闘してく」と決意を語りました。 その後、「規制緩和により、港湾の現場では料金のダンピングが横行し、賃金にも影響している。規制ある料金にしていく必要がある」(東京港湾労働組合連合会・古口書記長)、「パナソニック、富士通、東芝、ソニー、シャープなど電機大手企業がひしめく港区では、『内部留保を還元しろ』と電機大手企業前で大宣伝を行い、社会的包囲を強めている」(港区春闘・高橋事務局長)、など「13春闘勝利にむけ」連帯し、たたかう決意が次々と述べられました。 出発集会後、参加者は「賃金上げろ!誰でもどこでも時給1000円以上」「過労死なくせ!人員増やせ」「リストラ・解雇反対」など要求旗をかかげた船に乗り込み、海上デモを行いました。デモ中には、船内や沿岸で作業中の仲間から声援・激励がおくられました。
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