集団的自衛権行使容認の「閣議決定」について、衆院予算委員会で集中審議が行われた7月14日夜、全労連も入る憲法共同センターは国会正門前で抗議行動を開催。緊急な呼びかけにもかかわらず、1200人が参加しました。
集会の冒頭、全労連の小田川事務局長が「国民は集団的自衛権行使も閣議決定というやり方も認めていない。この声を突きつけ、閣議決定の撤回、そして関連法の提出を許さないたたかいをすすめよう」と主催者あいさつ。日本共産党の笠井議員が、衆院予算委員会の様子を報告し、「国会内外力を合わせ、閣議決定を撤回させましょう」と訴えました。
●各団体から発言…閣議決定、絶対に撤回
憲法会議代表幹事の吉田さんは、「国民を無視して閣議決定でいとも簡単に海外で武器を使う国にしてしまうのか。国民の安全のために武力が必要か?」と問いかけ、9条、立憲主義をことごとく踏みにじる「閣議決定」を撤回させ、「戦争につき進む動きをストップさせよう」と決意を表明しました。全労連の高橋副議長は、「たたかいはこれから。戦争する国づくりは認めない。お互いに奮闘しよう」と呼びかけました。民医連、新婦人、民青、農民連、自由法曹団、全商連の代表も「憲法9条をまもれ」「閣議決定は撤回せよ」と訴えました。
●1分間リレートーク…怒!怒!怒
集会参加者15人が怒りのリレートーク。静岡・富士宮から参加の男性は、「日本の役割を考えろー。誰のために政治をやってるんだー」と安倍政権の暴走に怒り心頭。北海道旭川市から参加した高校の教員は、「生徒が殺し殺されるのは、たまらない。子どもたちを戦場に絶対送らない」と訴え。22歳と18歳の子を持つ親からは、「戦場に送るために子どもを育てて来たんじゃない」、つくば市から参加の男性は、「いつまでも国民をだませるなんて大間違い」と怒りの発言。最後に訴えた若い女性は「あの人たちこそ多数と思っているが、私たちの9条守れの方が多数。声をあげ引きずり落とそう」と力強い決意がのべられました。
集会の最後に国会に向け「集団的自衛権の行使は認めない」「閣議決定は撤回せよ」「9条守れ、憲法壊すな」とシュプレヒコールをおこないました。