寒の戻りで冷たい強風が吹く中、全労連・労働法制中央連絡会は3月25日夕方、新宿駅西口で労働時間法制大改悪、派遣法大改悪に反対し宣伝行動を行いました。全労連の野村副議長はじめ、東京地評の森田議長、新婦人の小島中央常任委員、自由法曹団の鷲見弁護士、自治労連の武田中執、全労働の秋山副委員長が訴えました。
花さか爺さんに扮した自治労連の武田中執。手作りの桜の枝で華やかに。花さか爺さんの話をもとに労働時間法制の改悪を話し「悪い爺さんは成果があがるまで働けと言います。これでは、こころと身体を壊してしまいます。いじわるな働くルールの改悪に反対しましょう。大事な時間を切り売りしない。あなたの人生の物語、幸せに働き、暮らせるよう、花を咲かせましょう」と呼びかけました。
新婦人の小島中央常任委員は、「安倍首相は世界で一番企業が活躍しやすい国にすると言い、規制緩和を行っています。今でも日本は長時間労働で働く人の健康が蝕まれているのに、過労死促進・残業代のゼロ法案を作ろうとしています。女性の活躍を言うのなら、長時間労働にメスを入れるべき」と訴えました。
全労働の秋山副委員長は高度プロフェッショナル制度の創設について「働けど、働けど賃金は増えない。年収1000万円以上は引き下げが可能で年収400万円まで拡大しようとしている。過労死をなくすためには、労働時間の上限規制が必要」と指摘しました。
チラシ入りのティッシュを受け取った人が「仕事や遊びが忙しいと、いま何が起こっているか知らないことが多い。こういう宣伝で知らせてくれることはありがたい。自分で考えて判断したい」と話していました。