全労連は3月29日、厚労省に対し「厚労省重点要求」について要請および意見交換をおこなった。冒頭、小畑雅子議長が岸本武史政策統括官に要請書を手交(別紙)。そのうえで@「5類」への引き下げに伴う医療提供体制、公衆衛生体制の拡充、A全国一律最低賃金1500円の実現にむけた法改正、B労働政策決定過程における三者構成、三者合意の基本原則堅持の3点について表明した。引き続いて、黒澤幸一事務局長は9項目にわたる要請趣旨について説明した。その後、岸本武史政策統括官のからのあいさつおよび要請内容について回答がされた。回答を受けて「全国一律最低賃金1500円の実現」「中賃委員を含む労働政策審議会委員への公平・公正任命」について意見交換した。重点要求での要請をふまえ、今後個別行政について要請をおこなっていく。
なお、要請行動には岸本武史政策統括官をはじめ田中佐智子政策立案総括審議官、友住弘一郎労働基準局賃金課主任中央賃金指導官らが対応した。