公務員がビラをまいただけで犯罪?
4.26集会
講演 奥平康弘さん
(東京大学名誉教授・『九条の会』呼びかけ人)
奥平さんは、憲法研究の第一人者であり、『九条の会』の講演会でも国公法弾圧事件について語り、また国公法弁護団にも積極的な協力をいただいています。「表現の自由とは何か」(中公新書)、「表現の自由」(有斐閣)など著作多数。
いまの憲法改悪の動きの中での言論弾圧事件について、憲法を守る立場からお話をしていただきます。
多くのみなさんのご参加をお願いします。
裁判劇 「公安警察官の証言」
弁護団報告
堀越明男さん決意表明
あいさつ 立川・葛飾ビラ事件、日本共産党
とき |
4月26日(火)午後6時30分(開会) |
ところ |
千代田公会堂(交通:東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線・九段下駅下車徒歩3分) |
協力券 |
500円 |
主催:「あぶない!言論の自由が・・・4.26集会」実行委員会
連絡先:〒101−0065東京都千代田区西神田2−4−1 東万学会ビル3階 千代田区労連気付 電話・FAX03−3230−9737
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「戦争のできる国」に仕立て直そうとするひとつの現れ
違法性がまったくない文書を、ただ国家公務員だという理由だけで、それを配布した市民を刑事被告人にしてしまいました。この訴訟は、不当きわまります。こういう事件を、あえてつくりあげたところに、最近の権力側のおごりを見せ付けられる思いがします。これは、憲法「改正」をねらい、日本を再び「戦争のできる国事に仕立て直そうとする、政治的大状況のひとつの現れにほかなりません。
本件起訴が、市民の誰にでも保障されている表現の自由を侵害するものであることは、まったく明らかです。被告人無罪の判決が出るであろうことは、“常識”に属しまず。ただ、最近は、“常識外れ”がまかり通る世の中ですので、私たちは、絶対に気を抜くわけにはゆきません。裁判の結果が満足できるように、われわれが出来る事を、やろうではありませんか!
国公法弾圧事件―――昨年3月、休日にビラを配布しただけで「国家公務員法違反」として堀越明男さんが逮捕、起訴されました。これまでの裁判で、公安警察官の証言で堀越さんに対する異常な尾行や監視などが明らかになっています。
堀越さんは、休日に勤務場所から遠い自宅周辺でビラを配布しただけです。これが、なぜ犯罪なのでしょうが?
裁判で明らかになった警察の違法捜査の実態や言論・表現の抑圧のねらいを多くのみなさんに知っていただきたいと集会を計画しました。
多くのみなさんのご支援をお願いします。
堀越明男さんのご支援のお願い
2004年3月3日の早朝、自宅の部屋に私服警察官が突然現れ、家宅捜索を受け、逮捕され、連行されるときには、マスコミが写真を撮りました。容疑が、半年も前の総選挙の時にビラを配布したのが国家公務員法違反だと知らされ、そんなことで逮捕されたことに驚きと心からの怒りを感じました。
私は、1953年に茨城県水海道市に生まれ、安保やベトナム問題が大きな関心をよぶ中で県立水海道第一高校で学びました。人の役に立つ仕事をしようと国家公務員になり東京に来ました。一貫して国民年金を担当し、社会保険事務所の窓口で国民から悪政への怒りの声を聞くのはとてもつらいことです。
だからこそ私は政治革新が必要だと考え、自宅周辺に休日に日本共産党の憲法を守ろう等を主張するビラを配布したのです。これに対する警察の逮捕、そして起訴には、全力で受けてたたかっていきたいと決意しています。みなさんのご支援を心からお願いします。
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