【談話】
小泉首相はじめ閣僚の年金保険料未納に抗議し、辞任を求める。
2004年5月14日
全国労働組合総連合
事務局長 坂内 三夫
本日、ついに小泉首相までも年金保険料を未納(約6年8ヵ月)していたことが明らかになった。小泉首相はこれまでの国会審議のなかで、再三にわたって「私は保険料の納付は完了している」と公式に表明してきた。明らかに事実に反する虚偽説明をしていたことになる。たとえ「国会議員が任意加入の時期であった」としても、これを理由とした責任逃れは出来ない。とくに小泉首相は厚生大臣の経歴を持っていることを考えれば当然である。
今回の年金法案には、未納者に対する強制的な納入義務を課せ、社会保険庁長官は、未納者の資産の公開を求めることを条文でうたっている。国民には保険料納入の強制執行を実施しながら、一方で法律提出者は未納でいたと言うことは、どのような理由をつけても説明がつかない。
小泉内閣の閣僚が次々と未加入・未納であることが判明してきたこともあわせて、国民に対する背信行為の責任を取るべきである。
全労連は、小泉首相はじめ閣僚の年金保険料未納に対して抗議するとともに、未納閣僚の辞任と年金法案の廃案を即刻求める。