全労連第16回定期大会(横浜・鶴見会館、1997年7月23〜25日) 1.インド労働組合センター(CITU)からのメッセージ(7月3日着信)海外からのメッセージ
( 7月16日現在 到着順)
親愛な同志
搾取と反労働者的政策に反対する日本の労働者のたたかいが急速に発展するなかで、全労連の第16回定期大会が1997年7月23日から25日、横浜で開催されようとしていることを知り、私たちは嬉しく思っております。
インドの労働者階級およびインド労働組合センターを代表して、私たちは、日本の労働者階級のたたかいに、そしてまた、悪政に反対し、労働者と国民の権利を守る労働者階級の運動と国民のもっとも広範な統一を築くための全労連の引き続くご努力にたいして、私たちの全面的な連帯をお伝えします。
私たちはまた、あなたがたの全国大会の機会に、全労連と日本の労働者階級によって私たちインドの労働組合運動、とくにCITUに対して示されたあたたかな支持と連帯にたいして、すべての代議員のみなさんと日本の労働者のみなさんに私たちの心からの感謝と喜びをお伝えしたいと思います。いわゆる構造調整計画とIMF・世銀の指図する経済政策に反対するインド労働者階級の全国的な規模のストライキ行動を含む運動のさまざまな機会に寄せられた全労連からの連帯のメッセージは私たちの運動に大きな熱意を生みだし、2つの偉大な国の労働者階級の間の友好と連帯のきずなを強めました。
あなたがたの全国大会で討論されるみなさんの次期運動方針の6項目の「運動の基調」、そして、労働組合運動の境界を越えて、広範な国民各層を巻き込みつつ、搾取と不正義、反国民的政策に反対するたたかいの土台を拡大するあなたがたの戦略に、私たちは十分な理解を持って留意しています。私たちの国でもまた、政府のひどい、反国民的な経済政策に反撃するために、労働者、農民、学生、青年、女性、学者・専門家を含む広範な闘争の土台、「大衆団体全国プラットフォーム」がさらに発展させられようとしています。
CITUを代表して、日本の労働者階級と国民の闘争に、また、その闘争を構築し、いっそうの高みにもたらすために、たゆまず奮闘されている全労連にたいし、あらためて私たちの支持と連帯を表明します。
大会の全面的なご成功を期待します。
M.K.パンデー CITU書記長 2.スペイン・労働者委員会連合(CCOO)からのメッセージ(7月8日着信)
親愛な同志
全労連第16回定期大会が1997年7月23日〜25日、横浜で開催されるとの連絡をいただきました。
みなさんの大会は、大会で討論される予定の次期運動方針の基本点から察するところ、日本の労働者にとってたいへん重要なものであると考えます。
私たちはまた、国際連帯と協力の強化という考えに大賛成ですし、まさにこの意味において、私たちは喜んで連帯のメッセージを送ります。同時に、大会期間中のあなたがたのお仕事が日本の労働者階級と日本の社会全体にとって大きな前進をもたらすものとなるよう、みなさんを激励したいと思います。
アンドレス・メラド 国際部 3.フランス・労働総同盟(CGT)からのメッセージ(7月11日着信)
全労連第16回定期大会にあたり、フランス労働総同盟(CGT)は、大会に参加されたすべてのみなさんに友好のあいさつをお送りするとともに、すべての者の人間らしい生活をめざす活動での大いなる成功を祈るものです。
世界全体がすばらしい発展を遂げ、人間が先進技術を支配し、人間の労働によって限りない富が生み出されているこの時代に、諸国民、とりわけ労働者の生活水準や労働条件は切り下げられ、環境は破壊されています。
これは避けられない運命ではありません。科学の進歩、経済と流通の世界化が、あたらしい世代にたいして進歩のための新たな可能性を示していますが、労働者と諸国民が21世紀を前にした困難な課題を乗り越えないかぎり、こうした可能性は本物にはなりません。
発展とすべての社会活動の中心に人間をおく政策の策定に労働者や労働組合が自覚的に参加することによって、進歩と社会正義、平和と共同発展(co-development)という、今日すすめられているものとは違った目的をめざして、今こそ行動する時です。
みなさんの大会は、疑いもなく、貴国の情勢および国際的なさまざまな局面に対応した政策を立案するために民主的な討論を行う、貴重な機会となることでしょう。
そこで私たちはこのメッセージで、利益の共通するすべての問題で、世界的視野での具体的な行動をめざして、あなたがたと一緒にたたかいたいという変わらぬ気持をお伝えしたいと思います。
すべての国の労働者と国民は平和と社会進歩を願っています。
力を合わせれば、私たちは新しい世界を築くことができます。
大会のご成功を、そして友好のあいさつを込めて。
フランス労働総同盟(CGT) 4.オーストラリア建設・林野・鉱山・エネルギー労働組合(CFMEU)からのメッセージ(7月11日着信)
親愛な同志
CFMEUとオーストラリアのすべてのたたかう労働者を代表して、私は全労連のこの重要な第16回大会にあたって、全労連の代表のみなさまに熱烈なごあいさつと連帯を表明いたします。あなたがたの大会は、全世界の労働者が資本家による賃金、生活条件、労働組合組織と民主的権利にたいする攻撃への抵抗を強めているさなかに開かれています。
まさしく私がこれを書いている時にも、CFMEUは、オーストラリアで歴史的にもっとも高いレベルの組織率を誇る石炭産業の非組合化をねらう巨大多国籍コングロマリット、リオ・ティントとの長期の、そしてますます厳しい闘争に集中しています。
現在、私たちはCFMEUの第3回全国大会をことし10月の最後の週に開催することを計画しています。指導部はすでに、大会で焦点とすべき以下のような主要なテーマを決定しました。
・ 草の根レベルでの労働組合組織の強化の必要
・ 草の根レベルのわれわれ活動家のための階級的な教育・訓練の強化
・ 賃金、職業健康安全基準の保護と前進のための闘争の強化
・ 労働時間短縮のたたかいを発展させること加えて、私たちは、賃金、年金および失業者、弱い立場にある家族、就学前児童および高齢者にたいして支給される社会的給付などの削減の意図を公然と宣言している現在の保守連立政権の反動的な政策に反対してたたかう、可能な限り広範な革新的国民戦線を発展させるための努力を強めています
。 お分かりのように、CFMEU組合員が直面する諸問題と私たちが行動を決めている優先課題は、全労連が大会で討議するために選んだ6項目の基調とたいへん似かよっております。
そこから明らかなように、労働者の権利をめざす今日のたたかいのなかで、労働者階級の統一と国際連帯、そして戦闘性を強化することがますます必要になっています。 私たちは、大会代議員のみなさんが、全労連の結成以来の誇るべきたたかいの伝統をいっそう高めるであろうと確信し、あなたがたの大会の成功を期待します。みなさんと団結して
スタン・シャーキー 全国書記 5.ベトナム労働総連合(VGCL)からのメッセージ(7月11日着信)
親愛な同志
ベトナムの労働者と労働組合は、全労連の指導の下に、日本の労働者の闘争が広く拡大し、重要な勝利を獲得しつつあるなかで、全労連が1997年7月23日〜25日、横浜で第16回定期大会を開催することを知りうれしく思います。
ベトナムで、私たちは、あなたがた階級的労働組合の勇敢なたたかいを深い共感を持って見守っています。私たちは、日本の労働者の雇用および正当な権利と利益をめざし、外国軍事基地のない、平和・民主の日本をめざすあなたがたのたたかいに連帯と支持を表明したいと思います。
私たちは、今日の情勢の下で、労働者と労働組合組織間の協力と国際連帯が何としても必要になっているというみなさんの考えに賛成です。私たちはまた、工業化と近代化、社会主義的経済発展という新しい条件の下で、ベトナムの労働者と労働組合があなたがた労働組合組織からの支持受け、その経験を共有できますことを期待しております。
みなさんの高貴な任務の全面的なご成功を期待します。全労連第16回定期大会の成功されんことを!
クー・ティ・ハウ(女性) 上席副議長 6.世界労働組合連盟(WFTU)からのメッセージ(7月15日着信)
親愛な同志
1997年全労連定期大会に関する6月30日付のファックスありがとうございます。
世界労働組合連盟を代表して、大会のすべての参加者のみなさんに私たちのもっとも友好的な国際連帯のごあいさつをお伝えするとともに、貴大会が全労連と日本のすべての働く人々の前進の方向をえがく上で大きな成功をおさめられるよう期待します。
私たち両組織の関係においてつねに支配的であった友好と協力の密接なきずなの精神で、世界労連は、労働条件の改善をめざし、労働諸法制の改悪を阻止し、悪政反対、生活擁護、憲法改悪阻止、民主主義の前進のための広範な国民的統一を促進し、政治革新をめざす革新統一戦線と強大な全労連の組織建設、そして国際連帯のいっそうの発展をめざすあなたがたのたたかいに、完全な支持と連帯を表明します。
独占と多国籍企業の代理人として行動する支配階級の政策に反対し、基本的な権利を擁護する日本とその他多くの国々における勤労者の統一した行動によって触発された重要な政治的変化は、労働者の利益をすすめるすべての国の労働組合の国際協力をいっそう強化するための有利な条件を生み出しています。
私たちは、あなたがたの大会が、共通の要求、とくに、数十年の労働組合の闘争によって獲得してきた成果を守り、平和と、すべての核兵器およびその他の大量破壊兵器の廃絶、開発のための軍縮、人権と生活向上をめざすたたかいで、国際的な労働組合の協力をいっそう強めるための効果的な措置をとるであろうと確信しています。
熱烈なごあいさつを
アレキサンダー・ジャリコフ 書記長 7.スコットランド労働組合会議(STUC)からのメッセージ(7月15日着信)
親愛な仲間のみなさん
1997年7月23日から25日、横浜で開催されるあなたがたの第16回定期大会の機会に、私はスコットランド労働組合会議(STUC)を代表してこのメッセージを送ります。
ことしは、1897年のスコットランド労働組合会議の創立100周年にあたります。したがって、私はみなさんに2つのことを書こうと思います。
第1に、どうか、全労連の第16回定期大会にスコットランド労働組合会議からの連帯とみなさまのご健勝を願う気持ちをお伝えください。
第2に、1997年8月29日から9月1日、スコットランド・グラスゴーで開催されるSTUC100周年記念特別大会および国際労働組合セミナーに出席する1〜2名の代表団を送っていただけますよう全労連をご招待したいと存じます。代表団は、もしあなたがたが招待を受けることが可能なら、8月28日到着、9月2日出発の旅程でお願いします。
スコットランド労働組合会議はスコットランドでの宿泊、食事などいっさいを提供いたします。しかし、残念ながら、日本−スコットランド間の航空運賃は負担することができません。
これらの特別行事への私たちの招待を受け入れてくださるかどうか、できるだけ早く、私にお知らせくださるなら本当にありがたく存じます。
もう一度、あなたがたの大会への私たちの連帯と大会のご成功を願う気持ちを表明して。
ビル・スペアーズ 書記次長 以 上