9月20〜21日、全労連青年部第16回定期大会が東京・全労連会館にて開かれ、8単産18地方組織65名が参加。青年が自立して生活できる社会をめざす大運動「プロジェクトJ」の最終年度にふさわしく「青年要求大綱(案)」を軸に、すべて組織で青年労働者の要求に応える運動を展開していく方針を決定した。
岩佐青年部長は冒頭挨拶で「『国民生活白書』では、これまで離転職の多さは、青年の側に問題があるとしてきたが、一定の認識の変化を生んだ。青年労働者の要求に応えるのは、まさに全労連青年部の出番」と大会の役割を強調した。運動方針案(一号議案)と青年要求大綱(二号議案)の提案を日下書記長がおこなった。主な方針は@「青年要求大綱(案)」の討論と運動を展開しようA青年の要求に応える青年部組織建設B戦争に協力・加担せず、世界に輝ける平和憲法を守ろうC春の青年中央行動を成功させようなどを提案し、討論に入った。「最賃体験を6〜7月に実施した。朝日・毎日新聞に記事が載りすごい反響だった。改めて最賃の低さと最賃引き上げの必要性を感じた(千葉労連)」「府下の青年労働者要求を実現させる組織が求められる。だから青年部を結成した(京都総評青年部)」「厳しい労働条件のもと、青年同士が気軽にグチを言える場が必要と感じている。産業を超えた要求と運動づくりのため青年部を結成させたい(岐阜県労連)」「青年要求大綱は、これからの要求運動・指針になるので歓迎する(自治労連青年部)」といった内容が多く、24名が発言し方針と噛み合った意見が相継いだのが特徴的だった。方針は満場一致で採択され、新役員を選出し二日間の日程を終えた。なお、青年要求大綱(案)は各組織での討論と運動を積み重ね04年5月の代表委員会で確認する予定。
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