2002年3月14日
国民春闘共闘に結集する16単産は13日(一部は14日)、回答指定日をむかえ、単組交渉、集団交渉で回答引出しに奮闘しました。これまでに、日本医労連、建交労、JMIU、化学一般労連、生協労連、出版労連、全印総連、地方マスコミなどから回答報告が寄せられました。デフレ下の業績悪化、国際競争力の維持、JC回答などを反映して、「定期昇給」(1.8%程度)をめぐる攻防となっています。ベアゼロが多く、定昇カット、業績給導入の攻撃が見られ、回答延期が増えるなど労働者の生活実態や要求を無視した回答に、組合員の怒りをかっています。
こうしたなかで、低額ながらベアを実施したり、定昇込みで5桁・1万円以上の回答もあり、今後のたたかいにつながる回答も引出しました。
本日14日、02春闘第1次全国統一行動をむかえ、官民23単産がスト含む統一行動を展開しています。全国の職場・地域で、ベアゼロ・超低額や回答延期に抗議し、リストラ阻止、医療大改悪反対の課題を結合して、ストライキをはじめ職場集会、地域決起集会・デモ、街頭宣伝や要請行動などを展開中です。47都道府県・各地域でとりくんでいるスト支援・連帯行動などを含め、全体では約30万人が決起する一大行動になりました。
国民春闘共闘・全労連は14日、全国のはたらく仲間にあてた「生活・雇用・医療を守る壮大な国民総決起を前進させよう!」とのアッピールを発表。全役職員が13日夜の単産本部激励、14日早朝のストライキ職場の支援・激励などに回りました。
本日、ストライキを中心にたたかっているのは、日本医労連、通信労組、JMIU、建交労鉄道本部、出版労連と民放労連(15日中心)などで、一部がストライキに突入しているのは生協労連、全印総連などです。公務の各単産は、13日に春闘中央行動を展開し、地方上京団を含め2000人が決起したのにつづき、14日には職場集会(自治労連)、民間スト職場の支援(国公労連)、地方・地域諸行動への結集(各単産)などに奮闘しています。(国民春闘共闘ニュース第17号より)