労基法・派遣法違反を許さない告発・証言集会

写真 全労連、労働法制中央連絡会、自由法曹団の3団体は4月18日、全労連会館2Fホールで「労基法・派遣法違反を許さない告発・証言集会」を開きました。  労働組合、争議団、弁護士、研究者など多彩な顔ぶれで会場いっぱいの206人が参加し、活気ある集会となりました。  解雇ルールのテーマでは静岡フジカラーの大木さんが、営業譲渡を利用した組合員排除の不当性を告発、関西航業争議では航空連村中さんが組合つぶしの擬装閉鎖とそれを容認した裁判所判決を告発しました。  裁量労働制では光文社で過労死した脇山さんの遺族が裁量労働ではじめて過労死認定を勝ち取ったたたかいを報告。日本IBMの門池さんはサービス残業を合法化する裁量労働を厳しく告発しました。  有期雇用契約については、元JASの契約客室乗務員であった石田智子さんが契約社員への差別と正規雇用化へのたたかいを発言しました。川西玲子さんは自治体における非常勤職員の雇い止めとのたたかいを報告、3年有期は、今までのたたかいの蓄積を根底から覆すと告発しました。国公労連の石井さんは国会公務員の研究職で広がる任期付雇用について証言しました。  派遣労働ではパソナの一方的契約解除に対する裁判闘争を支援する会の増賀さんが、派遣労働者の劣悪な権利について告発しました。また、ニコンの多田さんは製造現場に請け負いと称して導入されている派遣労働について発言しました。  首都圏移住者ユニオンの多田ミヨ子さんは労基法がまったく守られていない外国人労働者の実態を発言しました。  この集会のレポートや発言は、いま政府が進めている労基法、派遣法改悪阻止にむけた運動に大いに活用します。



| トピックスINDEX | TOP | 戻る |