国立病院職員の雇い止め阻止で闘争本部設置

写真  全労連は8月20日、「国立病院職員の雇い止め阻止 全労連闘争本部」を結成総会を開きました。

 これは、国立病院・療養所が来年4月に独立行政法人に移行するのに伴って、多数の賃金職員(定員外職員)が雇い止め(解雇)される可能性があるためです。現在、国立病院・療養所に働く賃金職員は約9千人で、そのうち独立行政法人化に移行する病院の約7500人の賃金職員の雇用承継が未確定です。厚生労働省は「10月1日任命の法人理事長が判断すること」と国の責任を放棄しています。

 全労連はこの問題を重視し、7月の第33回評議員会で国鉄闘争とNTTに次ぐ「リストラ反対の拠点闘争」と位置づけました。

 闘争本部は当面100万人署名を進めるほか、10月1日の全国一斉宣伝、11月には厚生労働省前座り込みなどに取り組み、「労働行政をつかさどる厚労省が労働者の首をきるのか」という世論を早急に確立し、厚生労働省を社会的に包囲していくたたかいを進めて行きます。

 闘争本部長は熊谷議長、闘争本部事務局長は岩田事務局次長が就きます。



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