国民春闘共闘と東京春闘共闘は9日、04春闘のスタートをきる「新春早朝宣伝行動」を実施。手足がしびれる寒さのなか、東京駅をはじめ新宿、池袋、霞ヶ関駅に中央・東京の単産や周辺労組などから307名が参加し、春闘ビラを1万4000枚配布しました。
東京駅での新春宣伝は早朝8時からスタート。通信労組、全国一般、化学一般、自交総連、都教組、私教連や東京地評、全労連などから38人が参加して、出勤するサラリーマンらに新春ビラを配布しました。
宣伝カーの上から、国民春闘共闘の熊谷代表幹事(全労連議長)をはじめ、国分、沢中、寺間各常任幹事、東京春闘共闘の中山代表委員、平山地評副議長らがつぎつぎマイクを握り、イラク派兵問題をはじめ政府の年金大改悪、消費税増税計画の動き、大企業の史上最高益とその要因のリストラ・賃下げ攻撃などの労働者いじめ、下請いじめを批判し、04春闘の要求を紹介。たたかいへの理解と支援を訴えました。
国民春闘共闘の熊谷代表幹事は、「はたらく者の賃金・一時金が減らされ、10年前の水準になっている上に社会保険料の負担増が重くのしかかっている」「一方で、労働コスト、下請単価の徹底した削減によってこの3月期決算では上場企業の2割が史上最大の利益をあげようとしている」として、「誰でも1万円の賃上げ、パート時給50円以上の引上げ」の春闘要求を紹介。「くらし・雇用・将来不安の解消と平和のために全力でたたかう」と決意を表明しました。
新宿駅南口には51人が参加し新春ビラ850枚を配布、池袋駅東口は82人で1100枚、霞ヶ関周辺には公務各単産から136人が参加し1万1200枚のビラを配布しました。
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