多国籍軍への自衛隊参加を許すな!
―政府・与党は18日にも閣議決定をねらう―

写真
国会最終盤、「有事法制は廃案に」と抗議の昼デモ

 小泉首相は、ブッシュ米大統領に約束したイラク多国籍軍への自衛隊参加を強行しようとしています。有事法案の強行に引き続く暴挙を許してはなりません。

 イラク多国籍軍への参加は、(1)武力攻撃を目的・任務とする多国籍軍への自衛隊参加はこれまで憲法違反としてきた政府答弁からしても許されない、(2)多国籍軍は「統一した指揮下」には入るのであり、自衛隊だけが「人道支援」のみ行なうと言う政府の説明は成り立っていない、(3)イラク特措法自体、自衛隊は「安全確保支援活動」を行なうと明記しているにも関わらず、実際米兵を輸送している、(4)国会にも、国民にも説明していない、(5)世論調査でも、国民の多数が反対しているなど、どういう角度からみても決して認められません。

 小泉首相は、14日の昼の政府・与党連絡会議で、イラクの主権委譲後に編成される多国籍軍に自衛隊を参加させる方針を説明、与党側に理解を求めるとともに、政府内の調整を進めるよう指示しました。政府は18日の閣議でイラク特措法施行令を「改正」し、多国籍軍参加を正式決定する方針です。

 多国籍軍参加の不当性を広く宣伝するとともに、政府・与党に、「多国籍軍への参加反対、自衛隊は速やかに撤退せよ」の声を急いで集中しましょう。



| トピックスINDEX | TOP | 戻る |