第3回ホームヘルパー全国学習交流集会ひらく

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 第3回ホームヘルパー全国学習交流集会が9月26日東京で開かれ、11団体、23都道府県から201人が参加した。これは中央社会保障推進協議会や全労連などが実行委員会を作り主催したもの。

 主催者を代表して全労連副議長の田中千恵子医労連委員長が挨拶、山田稔中央社保協事務局長が問題提起。「介護保険制度が発足して4年余り、国・自治体の公的責任は後退した中で、今回取り組んだアンケートでも明らかになったように、ヘルパーは劣悪な労働環境で働かされている。8月27日に厚生労働省が『訪問介護労働者の法定労働条件の確保について』通達が出された。私たちが訴え、改善を求めてきた運動の反映。介護保険制度の見直しに向け、安心できる介護保障・安定した介護労働の確立をを求めていこう」と提起した。

 学習会では、「ホームヘルパーアンケートから見えたもの」として小川英二立命館大学助教授が講演、ホームヘルパーの労働条件や評価があまりに低すぎる実態を指摘した。

 ついで「介護保険見直しの動向と問題点」と題して石田一紀長野大学教授が講演、介護保険制度「見直し」によって貧困・多問題家族への介護が切り捨てられようとしていることを明らかにした。



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