05春闘のスタートをきる「新春早朝宣伝行動」を実施

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 国民春闘共闘と東京春闘共闘は7日、05春闘のスタートをきる「新春早朝宣伝行動」を実施。全国に呼応して東京、渋谷、池袋駅、霞ヶ関周辺に中央・東京の単産や周辺労組などから353名が参加し、足早に出勤するサラリーマンらに春闘ビラ1万8000枚を配布、スマトラ沖地震被災者救援カンパに2万4534円が寄せられました。

 東京駅八重洲北口の宣伝行動には36人が参加。国民春闘共闘の熊谷代表幹事(全労連議長)、全労連の国分副議長、寺間常任幹事、東京春闘共闘の平山地評副議長、都教組の山本副委員長が訴えました。
 熊谷代表幹事は「一人ひとりの労働者が希望を持ち、安心して働ける職場、社会にしていくための05春闘のたたかいが本格的に開始された。大企業は利益を拡大しているのに、賃金が抑えられ、社会保障の改悪や増税でさらに国民への負担が押し付けられようとしている。賃下げ攻撃に歯止めをかけ、すべての労働者の賃上げ、底あげをはかっていきたい。派遣・パートなど非正規労働者の労働条件改善、均等待遇も重視したい」と述べました。また、定率減税の縮小、憲法改悪のねらいなどを紹介し、「05春闘で労働者の要求前進のため、労働者・国民が力をあわせ奮闘しよう」と呼びかけました。
 春闘宣伝と同時にスマトラ沖地震のカンパを訴え、6410円が寄せられました。

 池袋駅東口の宣伝行動には、周辺の組合員を含め77人が参加。駅前にビラまき隊が勢ぞろいするなか、国民春闘・東京春闘の代表がつぎつぎマイクを握り、小泉内閣の悪政、大企業の横暴を批判し、05国民春闘への結集を訴え、準備した新春チラシ1200枚を配布しました。新春宣伝行動では、スマトラ沖地震による大津波の被災者救援のカンパ運動も同時に取り組みました。「春闘の言葉には反応が余りなかったけれど、津波の話になると振り向いて聞いている」と通行人の反応ぶりが現れ、寄せられた救援カンパは7236円になりました。

 渋谷駅ハチ公前宣伝は早朝8時30分からスタート。全農協労連、銀行労連、建設関連労連、生協労連、通信労組、全信労、全教、渋谷区労連、東京自治労連や東京地評、全労連などから46人が参加して、出勤するサラリーマンらに新春ビラの配布と同時に『スマトラ沖地震被災者救援カンパ』を訴えました。
 宣伝カーの上から、国民春闘共闘の老田代表幹事(全農協労連委員長)をはじめ、岩田事務局長、東京春闘共闘の中山代表委員ら6人がつぎつぎマイクを握り、政府のイラク派兵問題、年金大改悪、消費税増税計画の動き、大企業の史上最高益とリストラ・賃下げ攻撃・不払い残業などを批判し、05春闘の要求を紹介。たたかいへの理解と支援を訴えました。
 最後に西川全労連副議長の訴えている最中、広場に救急車が入ってくるハプニングがありましたが、義援金9408円を集め、新春ビラ600枚を配布しました。



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