第3回ローカル・ユニオン全国交流集会ひらく

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 全労連は、6月17〜18日に京都で第3回ローカル・ユニオン全国交流集会を開き、152人が参加し、各地の取り組みなどについて交流した。

 東京大学社会科学研究所の田端博邦教授が記念講演。「組合員の利益のためだけでなく、すべての労働者のために活動するという『社会正義』が労働組合には必要。既存の労組が衰退する中で、企業の枠を越え、一人ひとりが自発的に加入するローカル・ユニオンなど新しい運動が生まれている。この運動が将来のカギを握っている」と指摘した。

坂内三夫事務局長が主催者あいさつ。「大企業関連、自治体関連で組織が拡大するなど、新しい前進の流れが生まれている。財政や人的な支援をし、ローカル・ユニオンの組織的前進のため全力をつくす」と述べた。

 寺間誠治組織局長が、不安定雇用労働者の組織化ととりわけ青年、外国人労働者を組織する課題などについて問題提起した。首都圏移住労働者ユニオン、いわてローカルユニオン、埼玉ユニオン、地域労組おおさかが特別報告。

 分散会では、「共済を重視。入ってくれた人の地域労組に留まる確立が高い」、「問題が解決したら、今度は相談を受ける側になれるよう援助することが大事」「困っている人はもちろんだが、困っていない人を対象にした組織化の戦略が必要」など、発言がされた。


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