全労連パート・臨時労組連絡会第5回総会が10月15日に東京・食糧会館で開かれ、57人が参加した。連絡会の布間代表が「均等待遇実現でパート・臨時だけでなく多くの労働者の夢を実現し、大きく社会を変えて行こう」とあいさつ。来賓あいさつで全労連熊谷議長は「パートの賃金は時間給でも月給でも正規労働者の半分にも満たず、全体としては格差も一向に縮まっていない。職場からの賃金底上げ、均等待遇実現とともに、目にみえる地域的運動を作っていくことが必要。そして要求闘争を前進させていくために仲間を増やすことが大切」と述べた。
スライドによる活動報告のあと、新しく連絡会を結成した組織(愛知、新潟、京都)を紹介。連絡会の井筒事務局長が「最賃・均等待遇・公契約」一体の運動を展開することなど、今年度の運動方針(案)、有期雇用の制限に関する全労連政策(案)をパワーポイントを使って提起した。東京・中野保育園の非常勤保育士雇い止め撤回闘争とヒルトン争議が特別報告した。
井筒事務局長はまとめで、「均等待遇について、真剣に考え勉強し春闘でわずかでも近づけようとがんばったことが確実に成果を出している。やればできることがはっきりした。今年は今までの経験をもっと多くの仲間に広げていくことが必要。有期雇用の制限についての政策(案)は、『なぜ有期雇用なの?』という素朴な疑問から出発した議論をしていこう」と述べた。
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