06国民春闘討論集会

写真 全労連は、12月1〜2日に静岡県熱海市で「06国民春闘討論集会」を開き、214人が参加。「06国民春闘構想第2次案」について活発に討論がされた。来年1月26〜27日に開く第38回評議員会で「06国民春闘方針案」を提起し、決定される予定。
熊谷議長は主催者あいさつで、大企業が大もうけをあげ、内部留保も2倍以上に増やしている一方、労働者の賃上げが抑えてられていることから賃金闘争を重視すると述べ「職場・地域から要求をどう練りあげていくかを再確認し、出すからには執念をもってたたかっていこう」と呼びかけた。また、労働時間短縮の課題を真正面に位置づけ、青年などの雇用拡大へとつなげるたたかい、医療改悪、大増税、改憲、「小さな政府」攻撃などを許さないたたかいに全力をあげると述べた。
 坂内事務局長が「06国民春闘構想第2次案」を提起。「『もうひとつの日本』をめざす新しい流れを広げる、青年・女性、非正規の要求実現をめざす社会運動に取り組む、国民の安全・安心、公務・公共サービスの破壊を食い止める、全組合で実増をめざすことを重視する」と述べ、「小さな政府=大きな国民負担」に反対し、「もうひとつとの日本、安心できる公務・公共サービスをめざす闘争本部」(略称・もうひとつの日本闘争本部)を確立したたかっていくことを強調した。全労働者の賃上げ、企業内最賃協定の締結、パート時給の改善、地域最賃引き上げ、公契約、CSR運動の前進、増税反対、社会保障での統一闘争、改憲・国民投票法案阻止など、職場・地域から共同を広げ、たたかっていくことを提起し、これをめぐって、単産・地方から37人が発言した。


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