「もうひとつの日本」をめざす4・14中央行動

写真 06春闘勝利、許すな「小さな政府」、すべての悪法阻止を―全労連は、4月14日に全国統一行動を展開。中央では、国民春闘共闘や公務労組連絡会などともに「格差是正署名」の提出行動、国会前座り込み行動や議員要請、もうひとつの日本全国縦断キャラバンの終結行動として、日比谷野外音楽堂で中央決起集会を開催し、のべ2000人が参加した。

 集会で全労連の熊谷議長は「行革推進法案や市場化テスト法案で、国民の安心・安全を守る公務・公共サービスを民間企業に売り渡す攻撃をすることは許せない。分割民営化後のJRで、福知山線脱線事故などさまざまな事故が起こっていることからも、安全が軽視され、民営化が国民に何をもたらすかが明らかになったのではないか。小さな政府を言いながら、1機何十億、何百億円もする戦闘機にお金を使い、国民には医療改悪、増税などで負担を押しつけることは許せない。一人ひとりが大事にされる平和なもうひとつの日本をめざし、今日の集結集会を契機に、悪法阻止のため後半国会で奮闘しよう」と主催者あいさつした。

 全労連の坂内事務局長が闘争報告。「キャラバン行動での自治体要請では、政治に対する不安と怒り、悲痛な叫びが聞かれ、対話と共同が広がった。行革推進法案では、傍聴や特別委員会委員への要請なども展開してきたが、19日にも、委員会採決が強行されようとしている。金融、郵政、タクシーなどのシンポジウム、メーデー前夜祭、代々木公園での5・27国民大集会などを成功させ、働くものの元気の出る社会をめざし、最後まで奮闘しよう」と呼びかけた。

 日本共産党の井上哲士参院議員、中央社保協の住江憲勇保団連会長が連帯あいさつ。青森、千葉、大阪、広島、佐賀、生協労連がキャラバンの状況や06春闘でのたたかいなどについて報告。集会後に銀座をパレードし、沿道の人たちにアピールした。


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