集会で全労連の熊谷議長は「行革推進法案や市場化テスト法案で、国民の安心・安全を守る公務・公共サービスを民間企業に売り渡す攻撃をすることは許せない。分割民営化後のJRで、福知山線脱線事故などさまざまな事故が起こっていることからも、安全が軽視され、民営化が国民に何をもたらすかが明らかになったのではないか。小さな政府を言いながら、1機何十億、何百億円もする戦闘機にお金を使い、国民には医療改悪、増税などで負担を押しつけることは許せない。一人ひとりが大事にされる平和なもうひとつの日本をめざし、今日の集結集会を契機に、悪法阻止のため後半国会で奮闘しよう」と主催者あいさつした。 全労連の坂内事務局長が闘争報告。「キャラバン行動での自治体要請では、政治に対する不安と怒り、悲痛な叫びが聞かれ、対話と共同が広がった。行革推進法案では、傍聴や特別委員会委員への要請なども展開してきたが、19日にも、委員会採決が強行されようとしている。金融、郵政、タクシーなどのシンポジウム、メーデー前夜祭、代々木公園での5・27国民大集会などを成功させ、働くものの元気の出る社会をめざし、最後まで奮闘しよう」と呼びかけた。 日本共産党の井上哲士参院議員、中央社保協の住江憲勇保団連会長が連帯あいさつ。青森、千葉、大阪、広島、佐賀、生協労連がキャラバンの状況や06春闘でのたたかいなどについて報告。集会後に銀座をパレードし、沿道の人たちにアピールした。 |