米軍原子力空母を配備させるな!米軍再編強化反対!「7・9首都圏大集会in横須賀」に3万人

写真 米軍原子力空母を配備させるな!米軍再編強化反対!――などのスローガンを掲げた「7・9首都圏大集会in横須賀」が、7月9日横須賀市で開催され3万人が参加した。地元神奈川をはじめ首都圏、関西からも代表が集まった。集会では、原子力空母の危険性や米軍基地の再編強化に対する反対運動の跳躍台にしていくことを確認し、市民へ反対運動をアピールする行進を行った。

首都圏に外国軍隊の司令部とは異常

 主催者を代表して国分稔氏(全商連会長)は、「横須賀に原子力空母を配備することは、首都圏3000万人を危険にさらすことだ」と指摘し、アメリカの戦争出撃基地化を許さぬたたかいは、大義あるたたかいだと強調し、「戦争する国づくり」を許さぬたたかいの出発点にしようと訴えた。
 日本共産党の志位和夫委員長があいさつし、「首都圏で、これだけの大集会が開催されたことは、戦争勢力に痛打を与える」と激励。原子力空母の安全性に触れ「事故はないと言っているが全くのウソ」と語り、「日本の原子炉等規正法では、アメリカの軍艦を除くとなっている」と紹介し、「軍事の論理が安全に優先している」と指摘した。そして、「首都圏に外国軍隊の司令部を持ってくるとは、世界でも異常なこと。お年寄りからは税金を取り立て、米軍のために3兆円を使うことはあってはならない」と糾弾。岩国や座間、横須賀での運動の前進を紹介し、自治体ぐるみ・住民ぐるみのたたかいを訴えた。
 「アピール」を採択後、米軍基地正面に向かう2つのデモコースで横須賀市民に「原子力空母の配備反対」を訴えた。参加者はゼッケンや横断幕で「原子力空母はいらない」、「米軍再編『合意』を撤回しろ」などの思いをアピール。沿道の市民から拍手がおくられていた。


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