【長野県労連発】第52回日本母親大会が7月22〜23日長野県で開催され、全国からのべ1万5000人が参加しました。当日の2日間は晴れましたが、前日までの全国的な梅雨前線の停滞による集中豪雨により地元長野県諏訪地方でも、死者、行方不明者が出るなど、交通網も心配されるなかでの開催でした。 大会初日は、4テーマ27の分科会、シンポジウム、講座、現地見学、特別企画と計39の企画で盛りだくさんに行われました。長野ならではの見学分科会「松代の文化財と大本営地下壕をたずねる」には150人が参加。松代大本営を訪れるのは初めての人も多く参加しました。「現地をみながら、脱ダム宣言を考える」は、長野市に計画された浅川ダムを中止させ、脱ダム発祥の地といわれる浅川地域を見学しました。全国でダム問題に取り組んでいる人、若者の参加など、案内人も参加者も熱気あふれる見学会でした。 23日エムウエーブでの全体会は、記念講演「地球の母であること」と題して作家澤地久枝さんが講演。午後は構成劇で、各地、各職場の運動を報告しました。全教女性部が学校現場の実態を報告し、「教育基本法改悪法案を廃案にしよう」と訴えました。1047名の解雇撤回をもとめてたたかっている建交労鉄道本部のおかあさん、NTTに働く通信労組組合員の「年間100万円もの通勤費を会社が支出する遠隔地に転勤させられ、夫の協力もあるが、身も心もクタクタになっている」との訴え、病院、社会保険庁、自治体に働くみなさんが次ぎつぎに発言し、会場から共感と励ましの拍手がわきました。 最後に全国のなかまが続々と登壇し、「憲法9条を守って平和に明日をつくろう」と誓いを新たにしました。 |