第165臨時国会開会日行動
昼デモに500人 院内集会に250人

写真 第165臨時国会開会日の9月26日、国会請願昼デモと院内集会が開かれた。雨にもかかわらず昼デモには500人、院内集会には250人が参加。国会の開会日行動としては数年来、最高の参加となり臨時国会での悪法阻止に全力をあげる決意を固めた。主催は、国民大運動実行委員会、中央社保協、安保破棄実行委員会。

 昼デモの出発前に主催者を代表し農民連の石黒副会長があいさつ。「発足する安倍内閣は、憲法改悪や教育基本法改悪を何が何でもやろうとしている。また、安倍氏は今でも集団的自衛権を行使できるとしており危険だ。教育基本法改悪阻止、くらし、医療、社会保障を守るため、力をあわせ全力で奮闘しよう」と呼びかけた。

 2人が連帯あいさつ。全教の長谷川副委員長は、先日の東京地裁での日の丸・君が代問題の歴史的な判決にふれながら、「教育基本法は戦争をするためにあるのではない。予断は許さない状況だが、廃案できる展望は開かれている。廃案のため全力を尽くす」と決意を述べた。また、自由法曹団事務局長の今村弁護士は国民投票法案について「単なる手続き法案ではない。すべてが改憲派に有利に働く。危険な内容を学習することが重要」と指摘した。

 国会内で開かれた「院内集会」には、100人の会場に250人が駆けつけ、熱気に溢れた。

 日本共産党市田書記局長が国会情勢を報告、高田公子新婦人会長が主催者あいさつ、行動提起は今井国民大運動実行委員会事務局長が行った。各界・団体の発言には8人が立ち、臨時国会の開会前から出足早く全国各地で従来経験したことのない幅広い共同行動を計画していることが紹介された。

 「安倍首相が憲法と教育基本法を敵視し、『戦争する国』の『人づくり』として教育基本法改悪法案を臨時国会で成立させようとしており最悪の人物だ。全力で廃案に追い込みたい」(全教)。「教育基本法が改悪されれば東京の石原都政の『日の丸・君が代』の押しつけどころではなく、子どもと日本の未来がかかった全国民的課題だ。東京・明治公園での10・14集会を成功させたい」(都教組)。「安倍氏は日米同盟を汗と血を流す関係にしようとしており、教育基本法、改憲手続き法、防衛省昇格法案、共謀罪などダンゴ状態で戦争国にしようとしている。基地撤去、3兆円負担問題と合わせがんばりたい」(安保中実)。


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