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【談話】沖縄県知事選挙の結果について

2006年11月20日
全国労働組合総連合
事務局長 小田川義和

 沖縄県知事選挙が11月2日告示、19日投票でたたかわれ、野党五党や沖縄県労連などの推薦する糸数慶子氏が8年ぶりに革新・民主の県政実現をめざしたが、自民・公明の推薦する仲井真弘多氏を猛追し、31万票弱を獲得する善戦健闘をしたものの3万7千票の僅差で惜敗した。

 全労連は、新基地建設に反対する糸数候補の勝利が基地のない平和な沖縄を実現する第一歩を切り開き、安倍政権が推進する米軍基地再編強化に重大な打撃を与え、憲法・教育基本法改悪反対を中心とした臨時国会のたたかいに大きな激励を与え、来年の統一地方選、参議院選挙にも連動する全国的意義をもつ政治戦との位置づけのもとに単産・地方組織の支援を組織して総力をあげた。

 短期間の取り組みの中で、(1)カンパは約220万円が寄せられ、(2)支援決議・檄などを87単産単組・地方組織が送付し、(3)7単産、4地方から延85人のオルグがかけつけ、(4)建交労、医労連、国公労連、自治労連、全教、生協労連、金融労連などが地元組織を激励援助する行動を行なった。

 沖縄県労連(組合員約5000人)は、野党五党と政策推進労組会議(連合)、県労連で構成した統一選対(キラメク沖縄をつくる会)、および県労連、民主団体、日本共産党で構成する「統一連絡会議」の一翼を担い牽引車の役割を発揮するとともに、統一選挙の優位性をいかんなく発揮し、全構成員参加の大衆的な選挙闘争を貫いて奮闘したことは重要な教訓となった。

 全労連は、沖縄県労連に結集する組合員の寝食を忘れた奮闘と全国の物心両面による支援に心から感謝し、当面する国会闘争、秋年闘争に全力をあげるものである。

以上

 
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