【談話】野田政権による国民いじめの悪政を阻止するため力を寄せあおう
− 第180回通常国会の開会にあたって −
本日、第180回通常国会が召集された。
6月21日の閉会日(予定)までの間の通常国会は、消費税率引き上げと社会保障制度改悪の強行を許さず、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加や沖縄県名護市・辺野古沖での米軍基地建設の断念を迫り、原発依存のエネルギー政策を転換させるなど、野田政権の悪政との対決が続く。
労働者派遣法改正法案の骨抜き修正の撤回と有期雇用の規制強化の実現を国会に求め、非正規労働者の雇用の安定と処遇改善につながる労働者保護強化の制度を着実に前進させるたたかいの場となる。
消費税率引き上げを最大課題に位置付ける野田政権が、その突破口に位置付ける衆議院比例定数削減や国家公務員労働者の賃下げを国会序盤のたたかいでくい止め、同政権を窮地に追いつめよう。
軍事費を聖域化し、大型公共事業を復活させ、巨額な内部留保や手元流動性資金をため込む大企業には減税や助成金をばら撒きながら、年金給付額に切り下げや医療・介護の負担増や保育の市場化を進める国民いじめの悪政を具体化する2012年度予算の修正、組み替えを迫る国会行動を強め、国民生活本位の政治への転換を迫ろう。
遅れている東日本大震災からの復旧・復興に、政府の全力を傾注させる状況を作り出し、復興に必要な財源を大企業・大金持ちに応分の負担をさせるため、国会がその役割を果たすよう、被災地と連帯したたたかいを強めよう。
2月10日、3月8日の中央行動、2月段階の地域総行動や3月13日から15日の間の「『99%』のための安心社会をめざす総行動を大きな節目に、ディーセントワーク署名と社会保障拡充署名の二つの署名を武器に、広範な人々との対話を広げ、悪政阻止、安心社会実現をめざす国民共同を大きく発展させよう。
2012年春闘勝利をめざすたたかいとかたく結合し、国会に向けた要求行動を全国各地から前進させるため、全国の仲間の奮闘を強く訴える。
2012年1月24日
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