【談話】「革新都政をつくる会」2012年度都知事選挙の結果について
石原前知事が行き詰まり都政を投げ捨てて実施された2012年都知事選挙(12月16日投票)は、史上はじめて衆院選挙との同時選挙となり、かつて経験したことのない選挙戦となりました。
衆院選挙実施で、この国の進路をめぐる論戦が激しく行われる中、都知事選挙は、13年半の石原都政の継承か転換かが厳しく問われる選挙となりました。
革新都政をつくる会は、広範な市民が共同して擁立する宇都宮けんじ候補を支持し、「人にやさしい東京をつくる会」と連携して、宣伝、対話に総力をあげてたたかいました。
選挙戦は、石原知事の突然の辞任、都知事選告示目前の解散・総選挙の実施決定による衆院選一色となる状況の下、テレビ討論がほとんど行われず、前副知事猪瀬候補も積極的な論戦を事実上回避したことを含め、石原都政の悪政がほとんど知られないままの選挙戦となりました。その結果、猪瀬候補に400万票を大きく超える得票を許すことになりました。
同時に、このなかで宇都宮けんじ候補は、石原都政を転換し、「人にやさしい東京をめざす4つの柱」の実現をめざし、「脱原発、被災地支援、いのちを守る都政を!人権、平和を守る都政を!とりもどそう都民の都政を!憲法を守る都政を!」と訴えました。そして広範な市民、政党と共同してたたかい、誠実な人柄と反貧困をたたかう弁護士としての信頼が共感をひろげ、革新都政をつくる会が支援する候補者としては、この間最高の968,960票(14.58%)を獲得しました。
総選挙の風がふきあれるなかで、宇都宮けんじ候補に寄せられた得票は、新しい都政への願いと、切実な要求のこもった得票であり、新しい都政をつくる展望を切り開く力となるものです。
宇都宮けんじさんは、「支援の輪が広がり、つながりができたことは大きな成果。掲げた公約に引き続きとりくみ、支援してくれた人たちにこたえたい」と表明しています。
革新都政をつくる会は、宇都宮けんじ候補とともに奮闘したすべての市民・団体のみなさんに心より敬意を表するとともに、石原都政継承の猪瀬都政の悪政を許さず、都民の切実なくらし、福祉、教育、地域経済などの要求実現めざして、共同をさらにひろげ、都政転換めざし、新たなたたかいのスタートをきることを表明するものです。
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