12月13日夜、沖縄・普天間基地に配備されている米海兵隊のMV22オスプレイが沖縄・名護市のキャンプシュワブ近くの浅瀬に墜落し、大破しました。
全労連は、構造的な欠陥機であるオスプレイの配備撤回を求めてきましたが、今回の事故を踏まえ、オスプレイの飛行を中止し、配備を撤回することを緊急に求めます。
今回の事故は、恐れていたことが現実になったといわざるを得ません。幸い海上への墜落で、住民の犠牲はありませんでしたが、一歩間違えば大惨事につながりかねない重大事故です。
あらためて、基地負担の深刻さと米軍が我が物顔でふるまう沖縄の厳しい現実が示されました。
全労連は、このオスプレイ墜落という重大事故の発生に強く抗議するとともに、オスプレイの飛行・訓練の全面的な差し止めと日本からの撤去を強く求めます。
また、今回の事故により、高江のオスプレイパッドがいかに危険なものであるかが明らかになった以上、強権的な建設工事を直ちに中止するよう求めます。
さらに、オスプレイの配備や訓練は、いま全国にひろがっています。日米両政府がすすめている一連のオスプレイにかかわる計画を中止するよう強く求めます。
今回の事故によって、オスプレイの構造的欠陥がいっそう明確になった状況を踏まえ、以下の事項の実現を強く求めます。
- 日本全国どこでも、オスプレイの飛行を中止すること
- 普天間基地へのオスプレイ配備の撤回と全国への訓練拡大を中止すること
- 陸上自衛隊が予定しているMV22オスプレイの導入を中止すること
- 東京・横田基地に配備予定のCV22オスプレイの配備を中止すること
- 千葉・木更津ですすめられている日米共用のオスプレイ整備拠点を撤去すること
- 騒音被害や低周波被害が出ている沖縄・東村高江へのオスプレイパッドの建設を中止すること
以上