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【労組議長・委員長連名アピール】核兵器のない平和で公正な世界へ連帯・共同をさらに広げよう被爆75年原水爆禁止2020年世界大会に職場・地域から参加しよう!

 全国の働く仲間のみなさん。
 原水爆禁止2020年世界大会まであと3週間となりました。
 「ふたたび被爆者をつくるな」の声が世界を動かし、2017年7月7日に国連で核兵器禁止条約が採択されて3年。いま39か国が批准し、発効に必要な50か国まで11か国となりました。8月に開催される被爆75年原水爆禁止2020年世界大会は、この核兵器廃絶の流れを加速させる歴史的大会となります。
 被爆者や核実験被害者は長年にわたり、核兵器の非人道性を告発してきました。サーロー節子さんは、「私たちの証言を聞きなさい。私たちの警告を心に留めなさい。核兵器がもたらすものは、死滅と破壊であり、それによって守られる平和や安全などないのです」と、各国政府に訴えています。世界の政治家は、この声を真剣に受け止め、核兵器廃絶に歩みだす時です。
 とりわけ、核保有国や「核の傘」の下にある同盟国の責任が問われます。地球上には、いまだに約14000発の核兵器が存在し、アメリカのトランプ大統領は小型核弾道ミサイル配備など「使える核」の開発を進めています。ロシアのプーチン大統領も核兵器を先制使用できる政策に署名しました。他の核保有国も、自衛のため「核抑止力」が必要だとする姿勢を変えません。
 しかし、このような「自国優先主義」ではグローバルな危機に対応することはできません。コロナ危機、気候変動や貧困問題を解決するためにも、連帯と共同こそが求められています。
 被爆75年、核不拡散条約(NPT)発効50年の今年、市民社会と諸国政府が共同で核兵器廃絶を訴える世界大会は、連帯と共同を求める国際的な流れを推し進め、コロナ後の新たな世界への希望を語り合う場となるでしょう。大きく成功させようではありませんか。

 働く仲間のみなさん
 コロナ禍のもと、「武器より命」と願う声が高まりをみせるなか、なお改憲に執念を燃やす安倍政権に怒りが広がっています。アメリカの核兵器を「核の傘」と美化し、唯一の戦争被爆国でありながら、核兵器禁止条約に参加しようとしない安倍首相に批判が高まっています。「あなたはどこの国の首相ですか」という被爆者の怒りの声は、多くの国民の声と重なります。
 「ヒバクシャ国際署名」は、すでに1200万人が署名しています。また、「核兵器禁止条約への参加を日本政府に求める自治体意見書」は468自治体へと広がっています。
 今年の世界大会は、「安倍改憲ストップ」「憲法変えるな、政治を変えよう」と求める市民の運動と合流・連帯し、非核平和の日本をめざす決意を世界に発信する大会です。また、コロナ禍で明らかになった新自由主義政策の誤りを正し、貧困と格差をなくし、豊かなくらしや福祉、平等で公正な経済、持続可能な地球環境と農業、原発ゼロを求める運動と連帯し、核兵器のない平和で公正な社会の実現へ、共同をさらに広げる場となります。大きく成功させましょう。

 働く仲間のみなさん
 コロナ感染拡大防止のため、被爆75年原水爆禁止2020年世界大会はオンライン開催となります。宣伝行動(6・9行動)や原爆写真展、国民平和大行進も、例年のような行動形態とは違いますが、知恵と工夫を集めて各地で取り組みが進められています。
 被爆国日本の労働組合として、被爆75年の歴史的な世界大会成功に向けて奮闘しましょう。とりわけ、次代を担う青年労働者が一人でも多くオンライン世界大会を視聴して、未来を考える機会となるよう、大会参加を進めましょう。「核兵器のない平和で公正な世界への未来の扉を開くのは、草の根の一人ひとりの声と行動だ」と確信を深める絶好の機会です。
 世界大会の成功は、平和とくらし、国民の権利を守る労働組合運動の新たな前進の力となります。安倍政権の「戦争する国」づくりストップ、核兵器も米軍基地もない、憲法が守りいかされる社会をめざして、反核平和の願いを原水爆禁止2020年世界大会に結集しましょう。

2020年7月16日

全国労働組合総連合 議  長 小田川義和
全日本建設交運一般労働組合 中央執行委員長 角田 季代子
JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)  中央執行委員長 三木 陵一
全国自動車交通労働組合総連合会 中央執行委員長 城 政利
全国検数労働組合連合 中央執行委員長 瀬戸 修
全国生協労働組合連合会 中央執行委員長 柳 恵美子
全労連・全国一般労働組合 中央執行委員長 東中 貢
全繊維産業労働組合 執 行 委 員 長 砂山 七郎
全国金融労働組合連合会 中央執行委員長 中島 康隆
全国印刷出版産業労働組合総連合会 中央執行委員長 柳澤 孝史
日本民間放送労働組合連合会 中央執行委員長 土屋 義嗣
映画演劇労働組合連合会 中央執行委員長 金丸 研治
日本医療労働組合連合会 中央執行委員長 森田 しのぶ
全国福祉保育労働組合 中央執行委員長 土田 昭一
全日本年金者組合 中央執行委員長 金子 民夫
日本国家公務員労働組合連合会 中央執行委員長 岡部 勘市
日本自治体労働組合総連合 中央執行委員長 桜井 眞吾
全日本教職員組合 中央執行委員長 小畑 雅子
郵政産業労働者ユニオン 中央執行委員長 日巻 直映
特殊法人等労働組合連絡協議会 議  長 竹内 清 
全日本損害保険労働組合 中央執行委員長 浦上 義人
全国農業協同組合労働組合連合会 中央執行委員長 砂山 太一
全日本倉庫運輸労働組合同盟 中央執行委員長 上杉 雅哉
日本出版労働組合連合会 副中央執行委員長  小日向芳子

(順不同)

 
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