自治労連青年部は、自治体労働組合の青年部が結集して活動しています。
毎年8月に行う「定期大会」を節目とする一年サイクルで活動しており、役員もそこで選出されます。
選出された役員は、月1回の「常任委員会」を開催し、日常活動の具体化をしています。また、大会と大会との間に2回の「全国委員会」を行って、季節ごとの方針を確認しています。
今年度の自治労連青年部の主なとりくみは、以下のとおりです
3月3日(土)〜4日(日)に自治労連の歴史上はじめての青年自治研集会を京都で開催しました。実行委員会形式で青年自らが企画立案した自治研集会は、自治体魂を発揮する場と位置づけて「じち魂(コン)」と命名し、目標の100名を遥かに凌駕する215名が参加しました。
実行委員長の主催者あいさつで自治体に働く青年のおかれている現状と「じち魂(コン)」と名づけた熱き想いを込めて、「今を見つめ、困惑を語り、自治体魂を発揮し明日への展望を、共に切り拓こう」と力強いあいさつで開会しました。
「共通の悩みが議論できて良かった」「職場には青年がいない。みんなと仕事の話ができて良かった」「疑問に思っていたことが、話せてよかった」「私だけが感じてる思ってたことが、私だけじゃないことが確かめられて良かった」などの感想がだされるなど、時間を充分にとって行われた分科会は、参加者から大歓迎されました。
6月9日(土)〜10日(日)の2日間で「第27回自治体にはたらく青年のつどい」を福岡市で開催しました。今回のつどいは、国民を戦争にまきこむ「国民保護」の問題に対し、住民が平和に暮らせる地域をめざすための自治体のあり方を考えるとともに労働組合の実践活動を行うことを目的として開催し、16地方組織から80名が参加しました。
講演では、自治労連副中央執行委員長から「憲法改悪を先取りする動きと私たちのとりくみ〜国民保護計画や国民投票法などを中心に考えながら〜」と題した話を聞き、国民保護法や憲法改定国民投票法と憲法改定をめぐる新しい動きについて学習しました。また、自治労連共済事務局から「自治労連共済」と「民間の保険」との違いが話され、組合自主共済のはじまりや、自治労連共済の優位性を学びました。
その後、全国でとりくまれている「9の日宣伝」に連帯して、「つどい」では初となる街頭宣伝行動を博多駅前で行いました。「憲法改悪に反対し、第9条を守り、平和のために生かすことを求める」署名とチラシ・ポケットティッシュの配布、4種類のシール投票を行いましたが、大変反応が良く、署名も進み、チラシもティッシュも多くの人が受け取ってくれました。1時間の行動で、署名を76筆集約し300人近い市民がシール投票に参加しました。シール投票では、圧倒的多数が「憲法9条を変えて戦争する国は嫌だ」「憲法9条は平和に役立っている」「国民保護計画をみたことがない」「米軍基地はいらない」と答える結果となりました。また、用意した1200個のポケットティッシュはほぼ配ることができました。
機関会議として、2007年1月20日(土)〜21日(日)にかけて自治労連青年部第36回全国委員会を静岡で開催し、自治労連青年部2007年春闘方針(案)の活発な討議で、春闘をたたかいぬく意思統一を行いました。また、第37回全国委員会を6月24日(日)に開催し、定期大会開催にかかわる議案と2007年度運動方針原案の討議と夏に向けて旺盛に行われる平和のとりくみについて意思統一しました。
自治労連青年部は兵庫県で第20回定期大会を2007年8月18日(土)〜19日(日)に開催しました。全国から集まった青年の活発な討論と交流により、青年部運動の発展に向けた方針を確立しました。大会の討論では、各地方組織で青年の組織化が困難な状況や、新たな担い手がいないなど困難な条件を抱えながらも、交流を深める新歓行事やレクリエーション行事、工夫ある学習企画、また、地方労連での最低賃金体験と行動などにとりくんだ元気な青年部活動の実践が多く語られました。 |
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