純中立懇 国分博文(全農協労連委員長)
全労連第25回定期大会おめでとうございます。純中立労組懇を代表して連帯のあいさつを申しあげます。 日頃から全労連の皆さんには、国民春闘共闘委員会や労働委員会民主化対策会議を通じて共同をいただいています。これからも一層の関係発展をお願いいたします。 純中立労組懇には10の単産が参加しています。この間、全損保日動外勤支部裁判闘争の和解解決をはじめ、出版労連や全農協労連などの労働委員会や裁判闘争にご支援をいただき、あらためて感謝申し上げます。 第31期中央労働委員会労働者委員の任命が目前に迫っています。長年のたたかいを通じて、労働者委員の任命は11都府県に広がり、中労委では独立行政法人枠に淀房子さんの任命を勝ち取りました。不当労働行為救済事件の多くは中小の民間労組やそこに働く労働者のたたかいでもあります。迎えた31期では、全労連、MIC、純中立の統一候補の淀さんの再任と、中小企業に働く労働者・労働組合の頼もしい味方として、今度こそ新聞労連出身の水久保文明さんの任命を勝ち取るために、ともに奮闘しようではありませんか。 第2に申し上げたいことは、官民共同の国民春闘の条件が広がり、重要になっていることです。 いま、日本国中に貧困と格差が広がっています。 貧困をもたらしている正体は財界にあります。政府は、国民の怒りの矛先をかわすために、民間労働者と公務労働者の分断策を連日のように強めています。この策動を労働者の団結で打ち破らなければなりません。 公務労働者の総額人件費を2割削減することは、返す刀で民間労働者にも、さらなるリストラ・賃下げを固定化させることにほかなりません。一方で人勧制度の見直しが検討されており、春闘を文字通り官民共同でたたかう条件がさらに広がることになります。 貧困と格差をもたらした大本にある労働者の雇用破壊と社会保障の連続改悪を食い止めるためにも、官民共同の国民春闘を大きく構築しようではありませんか。 今後とも一層の協力協同をいただきますようお願いして、あいさつに代えさせていただきます。ありがとうございました。