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全労連第25回定期大会 2010年7月21日〜7月23日

全労連第25回定期大会によせられた海外友好組合からのメッセージ

(16カ国19組織2国際・地域組織 メッセージ到着順に掲載)

2010年7月20日現在
全労連

インドネシア福祉労働組合総連合(KSBSI)

 インドネシア労働者とKSBSI組合員を代表し、全労連第25回定期大会への祝意を表します。
 KSBSIと全労連は過去10年にわたって様々な課題に共に取り組み、友好関係を築いてきました。私は2004年の全労連主催の国際労働組合会議に参加し、全労連代表が2007年春のKSBSI大会にも参加しました。これらの交流を通じて、全労連のみなさんが組合員と労働者にアプローチする姿勢が私たちと大変よく似ていることに気がつきました。たとえば、全労連が相談活動などを全国的に展開し解雇されたり困難な労働者、特に非正規労働者を守り組織しようとしている点です。
 KSBSIも最近同様の「労働者コールセンター」を立ち上げ、全国規模で労働問題に取り組んでいます。これは多くの労働者がまともな保護を受けられず、非正規で不安定雇用が増大するもとで労働監督も行きわたっていないということから、KSBSIが取り組みを開始したものです。
 多くの労働者に影響を与えた世界危機の後、KSBSIは国際経済機関改革への取り組みを強めました。特にそれらの機関における発展途上国の関与と代表性の向上、意思決定過程における完全な民主主義と透明性の確保を求めました。経済危機は、グローバル化によって国と人々の相互依存を深めていることを示しました。
 KSBSIは中核的労働基準の完全順守が国際貿易体制の不可欠の柱であり、WTO基準に労働者の権利条項を含めることを支持します。それによって、国家間の全ての商品の貿易や生産・取引において中核的労働基準が適用され、世界の開かれた貿易システムにおいて社会正義を実現する欠くことのできない手段となります。
 急速に拡大する不安定労働は労働組合と交渉を弱体化させています。KSBSIは新しい状況に対応した労働組合の戦略転換が必要であり、この転換は不可避で必要なものであると信じます。労働組合は労働者の多様で変化する要求を反映するものである必要があるのです。組合員にとって魅力的な労働組合運動は、参加、代表性、多様性とジェンダー視点を伴ったものでなければなりません。
 全労連第25回定期大会が日本の労働者にとって積極的な内容を採択するとともに、組織的な前進を期待しています。KSBSIはアジアと世界の労働者の問題に取り組む全労連の良きパートナーであり続けます。

レクソン・シラバン 議長

全国労働組合総連合
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