(19カ国、28組合/組織、4国際/地域組織 メッセージ到着順に掲載)
2012年7月27日正午現在
全労連国際局仮訳
建築木材建築資材労働組合インタナショナル(UITBB)
世界の建設産業に働く数百万の労働者を組織するUITBBを代表し、全労連大会の代議員のみなさん、また地震と津波というかつてない自然災害と福島原発事故を経験した日本の労働者階級の皆さんに戦闘的なご挨拶を送ります。特にUITBB加盟組織である建交労、国交労組、都市労の兄弟姉妹のみなさんが、戦闘的階級的労働運動を代表して国際主義的な支援を継続して下さっていることにも感謝します。
貴大会は、こんにちの経済危機のつけを、労働者の経済的、社会的、労働組合や民主的権利を犠牲にし、NATOと米国主導の世界の軍備強化することで乗り切ろうとしている、グローバル資本主義の深刻な危機のさなかに開催されています。
先の第101回ILO総会時に、争議権とILO中核条約に対して使用者が行った乱暴な攻撃は、使用者と世界の支配層、搾取のシステムたる資本主義の攻撃性と無慈悲さを明確に示しています。
欧州の多くの国々で、数千万の国民の税金が銀行に注がれ、多国籍企業がより安上がりな労働者と多くの利益を求め、労働者を解雇する自由を乱用し、トロイカ(IMF、欧州中央銀行、欧州委員会)が緊縮財政策という攻撃を加えています。
しかし同志のみなさん、欧州では労働者、農民、市民など各層の反対運動が強まっており、反労働者的政策に反対するだけでなく、資本主義システムの代案を提案しています。全世界で数百万の人々が全国スト、抗議、デモ行進に参加し、全労連大会の方針にあるように「安全・安心社会」を作るために資本主義に抗議するたたかいに団結するほかないために、その数は増え続けています。
全労連や加盟組織が取り組んでいる社会保障切り下げと増税反対のたたかい、TPP参加反対のたたかいなどを私たちは知っています。南米で米国との破壊的な自由貿易協定に替わり、友好と連帯を原則とする互恵を基盤にしたALBA(米州ボリバル同盟)を機能させた南米の兄弟姉妹のたたかいのように、みなさんのたたかいが対抗する力であると確信しています。
代議員のみなさん、大会の討論と決定により、権利を伴ったディーセントで安定した雇用を求めるたたかいを推進し、国際的な労働者の連帯を強化すると信じます。
私たちは、核兵器のない世界、日本からすべての原発をなくすみなさんのたたかいを支持します。
みなさんのたたかいは、私たちのたたかいです。さらに団結を強化すれば、すべての人類が等しく雇用、食料、重役、水、医療、教育と文化にアクセスできる世界に向かってより力強く前進できることでしょう。
日本の労働者階級の英雄的たたかい、戦闘的な全労連万歳!労働者の国際連帯万歳!
議長 アントニオ・ロペス
書記長 デバンジャン・チャクラバルティ