2003年国民春闘共闘情報
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第23号  2003年3月11日

 

 集中宣伝3日目  「医療」も「イラク」も待ったなし

国公労連は周辺宣伝のあと、60人で有楽町へ

 11日、医療費、イラク問題などの集中宣伝週間は3日目をむかえ、各単産の宣伝カー運行が本格化しつつあります。一方、地方組織では、13日の全国統一行動の具体化などに忙殺されているところが目立ちました。
 国公労連は、10日から本部宣伝カーの運行計画を確立して、連日、事務所のある西新橋や虎ノ門・霞ヶ関周辺で専用テープを流しながら宣伝しています。11日午後5時からは、有楽町のマリオンに本部役職員ら60人が参加して大宣伝行動を実施。寒風の中宣伝カーに各種のぼり旗を立て、医療費、イラク問題などを訴え続けました。行き交う通行人に、イラク戦争反対の「3・15大集会・銀座パレード」(日比谷野音)への参加を呼びかけるビラや、「医療費割負担反対」ビラ、国の行・財政のあり方、構造改革の問題点などを紹介した国公労連の「春闘ビラ」など、1時間で2500枚を配布しました。
 自治労連は、12日から14日の3日間、本部宣伝カーの連日運行を確認しました。午後1時から午後4時まで、事務所のある文京区の北西部と都内全域を対象に、弁士が添乗して定点演説も行う予定です。


全労連カーは昼休みも。新人2人が奮闘中

 「全国の模範に」を合言葉に、連日の運転手と弁士を確認した全労連は、運行前に宣伝カーの看板を「医療費3割負担を凍結せよ」と「イラクへの武力攻撃やめろ」に差替え済みです。11日は、午前班・午後班の合い間に、新人事務局員が昼休みも運行を申し出るなど、宣伝カーをフル回転させました。午前班は、文京区内の春日通り、白山通り、不忍通りと、台東区の中央通りなどを運行。専用テープは流さず、新人事務局員が同文を訴えつづけました。停車可能な各定点では弁士が演説し、神田駅と連合の事務所(総評会館)近くでも演説して戻りました。午後班は、文京区内を別ルートで周り、専用テープを流しつづけました。昨年11月に採用された2人の新人事務局員が積極的に宣伝カーに乗り込んでいます。行動参加者は、「国会前座り込みよりおもしろい」「1週間ではもったいない」などの感想を寄せています。また、注意事項は「学校や病院周辺ではボリュームを落とすこと」「演説は大きな交差点近くが効果的」です。

3・13要請行動、3・15パートのつどい&結成総会にむけ

仙台駅前で宣伝行動を展開

 3月10日、パート・臨時・派遣労働者宮城県連絡会(準備会)、宮城県春闘共闘会議、宮城県労働組合総連合は、3・13パート・臨時、派遣労働者連絡会(準備会)での経営者団体・行政などへの要請行動、3・15パートのつどい、結成総会へ未組織の労働者への参加を呼びかける宣伝行動を、5時から仙台駅前の東宝前で展開しました。
 この宣伝行動には、宮城一般、医労連、県労連事務局などから8名が参加し、パートのつどいのチラシと「健保3割負担の医療改悪に反対しましょう」のティシュペーパーを合わせて配りました。
 ハンドマイクでは、只埜斉宮城民医労副委員長、布間きみよ全国連絡会代表幹事、遠藤秋雄宮城一般書記長、県労連事務局が「パートの均等待遇めざしたとりくみをご一緒にすすめましょう」と訴え、3・15パートのつどいへの参加を、退社途上の労働者に訴えました。


医療3割負担凍結、ストップイラク攻撃3・14高知県民集会

野党四党が呼びかけ、県労連・連合高知が賛同

 高知では、「医療3割負担凍結、ストップイラク攻撃」の一致点で、3月14日に県民集会を開催することなりました。これは、高知県の民主党・日本共産党・社民党・自由党が呼びかけ、県労連と連合高知は「賛同団体とするが、実質よびかけ団体」ということで一致したものです。
 また、この集会には県薬剤師会の藤原会長が出席し、県医師会と歯科医師会がメッセージを寄せることとなりました(看護協会は検討中)。集会は、高知市中央公園で開催され、集会後デモ行進をします。
 昨年は、有事法制反対ですべての野党が呼びかけ、県労連と連合高知が「連帯あいさつ」をする集会でしたが、今回は県労連と連合高知が実質よびかけ団体として加わることとなりました。前回は連合会長が出張のため岡林事務局長が挨拶しましたが、今回は足達会長が挨拶します。「医療改悪」「イラク攻撃」で県内の共同の輪が大きく広がっていることを全国に発信します。


3・15集会と銀座パレードへの積極的な参加を

瓜生正美さん・なだいなださんが参加

佐藤真子さんは「一本の鉛筆」を歌います

 国連決議を無視したアメリカのイラク攻撃が切迫した状況となっています。全国各地で「イラク攻撃許すな」の多彩な行動がとりくまれています。
 中央段階では、15日に著名人による「3・15集会と銀座パレード」が実施されます。

呼びかけ人は11日現在、以下の方々です。(順不同)
 梅原猛(日本ペンクラブ会長) なだいなだ(個人・自由人) 矢崎泰久(ジャーナリスト)
 加藤剛(俳優) 中山千夏(作家) 野中ともよ(ジャーナリスト) 増田れい子(ジャーナリスト)
 松山政路(俳優) ジェームス三木(脚本家) 海老名香葉子(エッセイスト) 
 酒井広(元NHKアナウンサー) 津上忠(劇作・演出家) 加賀乙彦(作家) 湯川れい子(音楽評論家)
 山崎朋子(ノンヒクション作家) 武田隆雄(日本山妙法寺僧侶)  三木睦子(婦人発明家協会代表) 
 杉原泰雄(一ツ橋大学名誉教授) 高畑勲(アニメーション映画監督) 茂山千之丞(狂言役者・演出家)  
 井上ひさし(作家) 江川紹子(ジャーナリスト) 江尻美穂子(日本YWCA前会長) 
 関千枝子(ジャーナリスト) 


イラク攻撃反対の「アピールグッツ」を持って集会へ

若者たちは当日、会場外で音楽を

会場あふれる参加者で戦争反対の明確な意思表示をしよう

 全労連内にある集会事務局の電話は、「私も参加したい」「8日は日比谷野外音楽堂の中へ入れなかったから早く行きたい」「家族で参加します」などの問い合わせの電話がひっきりなしで鳴っています。
 当日は、一般参加者が多くなることが予想され、多彩な意思表示の場となります。各参加者は、プラカードやポスター、風船、パネル、横断幕、タンバリン・カスタネット・パーランクなどの楽器など、様々な「アピールグッツ」をもって参加してください。子どもを含めて家族ぐるみでご参加ください。
 また当日は、会場外で「若い人たち」の、音楽による「平和がいい、戦争とんでもないコンサート」があります。様々な人たちが、「アメリカ大使館への要請」「宣伝アピール」終了後に集会へ参加するなど、工夫した取り組みをしながら参加する予定です。
 会場からあふれる参加者で、イラク攻撃反対の意思表示を示しましょう。





 
 春闘で 職場と暮らしの 元気回復