2003年国民春闘共闘情報
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第6号  2002年12月09日

 

平均は2.32カ月+α・71万円台

支給日近づき、前年実績の確保を

 年末一時金第4回集計  ぎりぎりの交渉つづく

産業別・単産別総括表

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1.国民春闘共闘委員会は12月9日、年末一時金の第4回集計を行った。この間、新規回答を引き出した全信労、郵産労をはじめ、全農協労連、化学一般労連・紙パ、建交労、全労連全国一般、全証労協、広告労協、特殊法人労連など31単産・部会すべてから報告が寄せられた。

2.回答+妥結状況は各々総括表のとおりで、その特徴はつぎのような諸点である。

(1) 登録組合数 845組合 登録31単産中 31単産に回答
(2) 回答組合数 631組合 回答引き出し率 74.7%
(3) 2次回答以上 206組合 回答上積み率 32.6%
(4) 妥結組合数 338組合 妥 結 率 40.0%
(5) [回答+妥結]      
  単純平均 631組合 2.32カ月+α 713,855円
  前年実績 同一組合   764,213円
  引上げ率 同一組合対比   −6.59%
  加重平均 169,167人   796,862円
参考 前年同期(12.09) 656組合 2.49カ月+α 758,018円
  加重平均 161,238人   848,520円



.支給日の12月を迎えるにあたり、各単産は年末一時金の「11月末決着」をめざす統一行動をとりくみ、交渉強化、ストを含む闘争強化で回答引き出し、上積みをめざしてきた。その結果、春闘共闘参加31の全単産・部会の回答が出揃い、75%の組合が回答を引出き出し、40%の組合が妥結した。単純平均は2.32カ月プラスαの71万3855円で、前年実績に比べて月数で0.20カ月減、金額で5万0358円(6.59%)減というきびしい状況がつづいている。一人当たりの加重平均も5万円余の減額で79万6862円となっている。

 これまでの最高は出版労連傘下の311万2484円で変わらず。前年実績対比でプラスになっている単産は生協労連の2.23%をはじめ化学一般労連、全労連繊維、建交労・製造、検数労連の5単産。これらの単産やJMIU、全国一般、全印総連などに10%以上の引上げが28組合あり、これを含め前年実績額以上(同額含む)が127組合ある。第2次回答以上の上積みは206組合(回答組合数の33%)がかちとり、最高は第5次回答で日本医労連2組合と建設関連労連、JMIUの各1組合である。

.10日には、国家公務員や一部民間企業でも年末一時金が支給される。国家公務員の一時金は人事院勧告で平均2.03%、7770円の本俸引下げ分を不当にも4月に遡って調整するため、それだけで6万円余の減額になる。春闘共闘の民間単産では約半数が未解決状態で、多くの組合は中・下旬の支給日を前に、前年実績をめざすなどぎりぎりまで交渉をつづけている。

  

<お願い> 10日(火)の「職よこせ!失業なくせ!総行動」に多数ご参加ください。

  

(以 上)