2004年国民春闘共闘情報
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第 6 号  2003年12月12日

 

平均は2.26カ月+αの71.5万円

さあ支給日、前年同期を上回る

 年末一時金第4回集計  残る組合も決着迫る

産業別・単産別総括表

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1.国民春闘共闘委員会は12月11日、年末一時金の第4回集計を行った。この間、新規回答を引き出した郵産労をはじめ、全農協労連、建設関連労連、JMIU、建交労・鉄道、全労連全国一般、全信労、地方登録組合など31単産・部会すべてから報告が寄せられた。

2.回答+妥結状況は各々総括表のとおりで、その特徴はつぎのような諸点である。

(1) 登録組合数 815組合 登録31単産中 31単産に回答
(2) 回答組合数 629組合 回答引出し率 77.2%
(3) 2次回答以上 186組合 回答上積み率 29.5%
(4) 妥結組合数 345組合 妥 結 率 42.3%
(5) [回答+妥結]      
  単純平均 629組合 2.26カ月+α 714,714円
  前年実績 同一組合   720,112円
  引上げ率 同一組合対比   −0.75%
  加重平均 162,331人   802,713円
(参考) 前年同期(12.09) 631組合 2.32カ月+α 713,855円
  前年同期・ 加重平均 169,167人 796,862円



.支給日の12月に入り、各単産は年末一時金の「決着」をめざす統一行動などをとりくみ、交渉強化、ストを含む闘争強化で回答引き出し、上積みを追求してきた。その結果、春闘共闘参加31の全単産・部会の回答が出揃い、77%の組合が回答を引出き出し、42%の組合が妥結した。単純平均は2.26カ月プラスαの71万4714円で、前年実績に比べて月数で0.07カ月減、金額で5398円(0.75%)減という状況になった。今回の特徴は、実績比でマイナスながら、単純平均、加重平均とも前年同期の水準を上回ったことである。

 これまでの最高は出版労連傘下の320万4666円で変わらず。前年実績対比でプラスになっている単産は全証労協の31.87%をはじめ建交労・製造、検数労連、郵産労が二桁、建設関連労連、JMIU、化学一般労連、全労連繊維、全国一般・製造、建交労・鉄道、全労連全国一般、広告労協、映演共闘の計13単産。これらの単産を中心に前年実績額以上(同額含む)が206組合ある。第2次回答以上の上積みは186組合(回答組合数の30%)がかちとり、最高回答次数は日本医労連大阪の組合が第7次回答まで追い上げている。

.10日には、国家公務員や一部民間企業でも年末一時金が支給された。国家公務員の一時金は人事院勧告で0.25カ月削減したうえに、本俸引下げ分(平均1.07%、4054円)を不当にも4月に遡って調整したため大幅な減額になった。加えて、4月から実施されている社会保険料の総報酬制により官民とも総支給額の12%強が天引きされている。
 春闘共闘の民間単産では約半数の組合が未解決状態で、多くの組合は中・下旬の支給日を前に、前年実績をめざすなどぎりぎりまで交渉をつづけている。

(以 上)



 

 

 <お願い>19日(金)「職よこせ!リストラやめろ!失業なくせ!総行動」に多数のご参加を