2005国民春闘共闘情報
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第 12 号  2005年03月10日

 

狭山電子32,749円、東京ビジョン12,376円

平均5,206円。前年比999円アップ!

 JMIU  72支部分会が第1次回答引き出す

 金属情報機器のJMIU各組合は9日、回答指定日を迎え、72支部分会が第1次回答を引き出しました。支部平均は5,206円(1.70%)、組合員ひとり当りの加重平均は5,037円(1.53%)で、支部平均で999円、加重平均で447円上回りました。6割の支部が前年同期を上回っています。
 回答状況の特徴は、全体として労働者の生活改善への期待を逆なでする超低額回答になっていることです。業績が好調なのに「どんなに儲かっても賃上げせずに一時金で」という財界方針にもとづき、要求を無視し、回答なし、または低額を押し付けているのが特徴です。とりわけ、成果主義が導入されているところと、公共事業関連など厳しい経営環境が続いているところでゼロ回答や超低額などが見られます。鋼材値上げを口実に先行き不安を主張する企業もありました。
 一方、合意協力型労使関係が前進しているところ、切実な要求を掲げて粘り強くたたかいを進めているところでは、運動が回答に反映しています。東京北部の狭山電子支部は、親会社・大泉製作所での直接雇用を要求し、今回、正社員化を実現させ、格差是正を含む32,749円を勝ちとりました。JMIU大泉製作所支部の援助が成果に結びついたものです。このほか、東京ビジョン支部が12,376円、村松フルート支部が11,162円を引き出しています。
 JMIU各支部分会では10日、超低額やゼロ回答にたいする抗議のリレースト(東京各地域、埼玉、長野など)をはじめ、時限ストをたたかいました。16日には統一交渉、17日に第2波統一ストを準備して回答の上積みをめざしています。

(JMIU「05春闘情報」3/09速報版より)





首都圏、福岡などが有額回答引き出す

最賃・時短・退職金など制度要求も前進!

 建交労  京都・ひろば、パート時給5円アップ

 建交労は9日、首都圏、大阪、福岡などの運輸集団交渉の各グループが第1回目の交渉を行い、首都圏・福岡などで有額回答を引き出しました。京都のひろば分会ではパートの時給5円アップの第1次回答を引き出しています。首都圏集交では建交労最賃、年齢別最低保障賃金、労働時間短縮、特別休暇、退職金、労災上積み保障など制度要求にたいする前進回答がありました。また、埼玉、東京、京都、福岡の個別交渉でも1000円〜5500円の有額回答(定昇制度なし)を引き出しました。運輸関係の交渉で経営側は、低額回答をせざるを得ない理由に、「原油の値上げ」をあげています。この状況は今のところ西高東低の傾向を示しており、回答内容にも大きな影響を及ぼしています。

(建交労「05春闘回答速報」No1より)



 
 つなごうよ くらしと平和 守る手を




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