第 07 号　 2006年01月06日

今年こそ賃金引上げ，悪政阻止 働く仲間が元気の出る社会を 　東京･渋谷･池袋と霞ヶ関で新春宣伝 　国民春闘共闘と東京春闘共闘は６日、０６春闘のスタートをきる「新春早朝宣伝行動」を実施。全国的な大寒波のなか、東京、渋谷、池袋駅、霞ヶ関周辺に中央・東京の単産や周辺労組などから３２０名が参加、足早に出勤するサラリーマンらに企業通信簿付きティッシュ７５００個と春闘ビラ１万１５００枚を配布しました。 　 　再開発中の東京駅丸の内北口の新春宣伝行動には、全労連全国一般、都教組、全損保、東京私教連、東京地評、全労連などから４０人が参加しました。 　宣伝カーの上から国民春闘共闘の熊谷代表幹事(全労連議長)、國分全労連副議長、東京春闘共闘の堤代表委員(東京地評議長)、平山東京地評副議長がマイクを握りました。 　パート、アルバイトなど非正規労働者の増大と低賃金構造の問題、小泉構造改革と貧困化、サラリーマン大増税など国民負担増の問題、憲法改悪阻止、医療改悪反対の運動などの訴えに、注目しながらティッシュを受け取り、出勤を急ぐ労働者が見られました。 　熊谷代表幹事は「１２月の『経労委報告』で財界は賃上げを認める発言をせざるをえなくなっている。大企業は労働者・下請けを犠牲に利益をあげ続けているが、この利益を賃上げにまわして、個人消費を拡大することが、景気回復につながる。すべての労働者の賃上げと同時に、大増税や社会保障改悪、憲法改悪の一歩としての国民投票法案をはね返し、将来に希望が持てる安心・安全の社会めざしたたかっていこう」と呼びかけました。 　池袋駅宣伝行動には、建交労、ＪＭＩＵ、自交総連、医労連、豊島区労協など東京春闘共闘と国民春闘共闘から９０人を超える組合員が参加して春闘チラシと返信用ハガキ付き企業通信簿を詰めたテッシュペーパーを配布。なかでもＪＭＩＵは独自に準備していた新春行動とドックキングし、２５人もの仲間が参加しました。早朝８時から始められた宣伝行動では、東京春闘と国民春闘の双方から８人の弁士が立ち、通行人に小泉政権の進める「構造改革」路線への批判と０６国民春闘への決起を呼びかけました。 　最後に、呼びかけた全労連の坂内事務局長は、今年の豪雪災害をはじめ全世界的に発生している災害によって人々が苦境に陥っているもとで、その対策が後手になっている日米欧などの先進国が進める「小さな政府」論の帰着を批判し、もう一つの日本を創ることを訴えました。「中年の女性が戻ってきてチラシをもらいに来た」と報告されたたように、この日池袋駅ではテッシュペーパー約１８００部、チラシは約５００枚配布されました。 　 　今年の渋谷駅ハチ公前新春宣伝は、昨年末よりの厳しい寒波の中、早朝８時３０分からスタートしました。 　全農協労連、銀行労連、建設関連労連、生協労連、通信労組、全教、杉並区労連、東京自治労連、日本医労連や東京地評、全労連に加え、８時から宮益坂口で宣伝行動をしていた渋谷区労連などから５２人が参加して、出勤するサラリーマンらに『企業通信簿チェックリスト』返信ハガキ付きのティッシュと新春ビラの配布を行いました。 　宣伝カーの上から、国民春闘共闘の岩田事務局長をはじめ、老田代表幹事（全農協労連委員長）、生協労連の桑田委員長、東京地評の中野幹事と菅原幹事、東京春闘共闘の伊藤事務局長ら６人がつぎつぎマイクを握り、衆議院選での与党大勝後つぎつぎと国民へ負担を強いる政策を批判。また、バブル崩壊後大企業が過去最高の利益を上げるなか、労働者の生活破壊が続けられていることを訴え、日本経団連も積極的ではないが賃上げを示唆していることを紹介し、０６春闘への理解と支援を訴えました。 　『大企業が過去最高の利益』との話を聞いたサラリーマンは「ぜんぜん良くなっていないよ」と言いながら通り過ぎていきました。手が悴む寒さのなかでしたが、参加者のがんばりで返信ハガキ付きのティッシュ２０００枚と新春ビラ２００枚を配布しました。   　みんなでつくろう　もうひとつの日本 ↑このページのトップへ

国民春闘共闘情報