2005国民春闘共闘情報
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第 12 号  2006年03月09日

 

田中科学13,500円、スタッフクリエート13,600円(80円/H)

平均5,326円。前年比415円アップ!

 JMIU  109支部分会が第1次回答引き出す

 金属情報機器のJMIU各組合は8日、06春闘の回答指定日を迎え、109支部分会が第1次回答を引き出しました。支部平均は5,123円(1.72%)、組合員ひとり当りの加重平均は5,326円(1.71%)で、加重平均が415円上回りました。

 回答前進の特徴は、(1) 殆どの支部分会が前年同期の初回回答を上回っていることです。とくに「合意協力型」労使関係が前進しているところ、切実な要求で粘り強くたたかっているところを中心に前年水準を大きく上回る回答を引き出しています(大東工業支部=2次回答1万1000円、モタイショーワ支部=6500円+是正476円、田中科学支部=1万3500円など)。(2) 非正規労働者の要求を積極的に掲げた支部分会で時間給40円(大泉製作所支部)、15円(アジアエレクトロニクス支部)などの前進回答があります。(3) 厳しい経営環境が続いているところでも有額回答(池貝支部=9384円など)を引き出しています。

 しかしながら、全体としては「生活改善につながる賃上げ」に応えたものにはなっていません。業績を向上させているにもかかわらず、財界方針にもとづき「定昇のみ」を押し付けているところや、「経営状況が厳しい」ことを理由に相変わらずの低額回答押し付けが見られます。いずれも、原油や鋼材の値上げなどを口実に先行き不安をあおり、労働者に責任を転嫁するものです。

 JMIUでは9日、第1次統一行動を展開中。約70支部分会がリレースト・職場激励(東京各地域、埼玉、長野、京滋、大阪など)をはじめ、決起集会(茨城、神奈川)、ターミナル宣伝(栃木)などをたたかっています。13〜14日には回答促進行動、16日に第2次統一ストを配置して回答の上積みをめざしています。

(JMIU「2006年春闘情報」3/09速報版より)





 建交労  首都圏、静岡、京都などで有額回答引出す

企業内最賃16万3000円の回答  全印総連

 建交労は3月8日、06春闘を牽引する先行グループの集中回答日を迎えました。集団交渉グループの団体交渉を中心に、先行するいくつかの個別交渉もとりくまれ、埼玉、東京、静岡、愛知、京都、福岡などで21社から有額回答を引き出しました。
 トラックを中心とする首都圏集団交渉は、3月1日の交渉で制度要求回答を引き出し、8日の交渉では集交参加企業の13社から賃金回答を引き出しました。しかし、制度要求を含めて決着はつかず、3月16日の24時間ストを通告して3月15日の交渉で決着をめざすことを集交団で意思統一して交渉を終了しました。(建交労「06年春闘推進ニュース」No.2より)

 全印総連では賃上げ回答に先立って、企業内最賃の回答指定日を迎えました。これまでに、東京、愛知、京都、大阪、福岡で10数組合が回答を引き出しています。あかつき労組、機関紙印刷労組とも月額16万3000円、東海共同労組は時間額を50円引き上げ800円としました。



 
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