第 13 号　 2007年02月09日

大企業は社会的責任を果たせ！ 　キャノン本社や品川駅で「2・9大企業包囲東京行動」 　「大企業は社会的責任を果たせ！」「大儲けを労働者・下請企業に還元しろ！」−国民春闘共闘と東京春闘共闘は2月9日早朝、キヤノン本社２ヵ所と品川駅港南口前で「2・9大企業包囲東京行動」を展開。全労連や中央・東京の単産、地元大田区・港区の労組、神奈川労連などから140人が参加して、「企業通信簿チェクリスト」付ハガキが入ったティッシュペーパーと大企業向けビラを配りながら早朝宣伝行動を実施しました。（写真上＝キャノン本社前､写真下＝品川駅港南口前） 　 　７時３０分、６０００人が働く大田区のキャノン本社通用門２ヵ所に、９０人を超える組合員が結集し、「『希望の国・日本』とおっしゃるなら、賃金引上げ、暮らしに春を」と書かれた横断幕や要求ノボリ、御手洗社長の似顔絵お面をかぶり、にぎやかな宣伝行動がはじまりました。「キャノンに働く皆さん、０７春闘で賃金の引き上げを実現するため一緒にがんばりましょう」と呼びかけ、出勤する従業員にチラシやティッシュを配布。 　本社機能と研究・開発を併せ持つ下丸子のキャノンには、７時半過ぎから出勤してくる従業員が列をなし、ネクタイ姿とノーネクタイの若者などがせわしく出勤してきます。クリスタルグループから全国で３０００人を超える派遣労働者を受け入れていることから、正規と非正規が混在しているのがわかります。 　 　通用門で労務担当のメンバーが監視しているものの、従業員はすばやくティッシュやチラシを受け取り、ポケットやカバンに入れていきます。1時間弱でティッシュ２０００個、チラシ５００枚を撒ききりました。「中でがんばっているよ」と組合員に語りかける従業員も。 　弁士の山口自治労連書記次長は、昨日の国会質問で「（派遣法を見直せ発言に）御手洗氏を参考人質疑に呼べ」と野党議員から追求されたことを紹介し、御手洗社長の反社会的役割を糾弾。また、桑田生協労連委員長は、正社員と非正規労働者との均等待遇の実現を強調しました。 溜込み利益で､賃上げと時給1000円以上を 　キャノンＭＪ、ソニー、三菱重工などの大企業本社が集中する品川駅港南口には５０人が参加。某テレビ局のロケとバッティングしたため、８時から４０分の宣伝行動ながら、ティッシュ２０００枚とビラ３００枚を配布しました。 　宣伝カーの上から、国民春闘共闘の坂内三夫代表幹事(全労連議長)、全労連の大木副議長、岩田副議長、東京春闘共闘の菅原常任幹事が訴えました。坂内氏は「大企業は３月の決算で巨額の経常利益をあげている。トヨタの溜め込み利益は12兆円。各大企業は１〜２％を取り崩せば１万円以上の賃上げは可能。時給を１０００円以上に、中小零細企業への財政支援策の実施を迫る声をあげることも重要」と述べ、「まともな賃金、働くルールを確立させるためともにがんばろう」と呼びかけました。 企業通信簿を2000人の労働者に 　千葉 　幕張メッセで元気を伝えた大企業宣伝 　６日早朝、海浜幕張駅で９単産３０名が参加して、メッセに通う大企業関連労働者への宣伝行動を行ないました。「２００７年国民春闘をともにたたかおう」「労働法制の改悪を許さず、拡充を求めよう」「地方選・参議院選で政治・経済の転換をはかろう」とよびかけながら、“あなたの会社をチェックしませんか”企業通信簿チェックリストを配布。 　５０歳代の男性がしみじみとティッシュチラシを見ながら「オッ労働相談やってるのか？！」と、何か相談したいことがありそう。ＮＴＴ幕張ビルがあることから、通信労組千葉支部の組合員がＮＴＴ労働者から激励を受けたり、激励したりetc。２０００枚用意したチラシを４０分程度で完配。従来にない関心をもっていただいたようです。 　　   　まもろう憲法・平和、なくそう格差と貧困、つくろう安全・安心な社会を ↑このページのトップへ

国民春闘共闘情報