2007国民春闘共闘情報
全労連HP

第32号・回答第5号  2007年5月18日

 

加重平均6776円。金融、映演に回答

前年比584円増、引き上げ率は2.02%

 5月中旬の回答の特徴について 

2007年5月18日 国民春闘回答集計センター

産業別・単産別総括表   個別回答一覧  

 1.春闘回答集計センターは5月17日、国民春闘共闘委員会(全労連、純中立労組懇など)各単産と地方共闘より5月中旬段階の回答を中心とする第5回目の報告を受けた。この間に回答報告があったのは31単産・部会中の26単産と7地方共闘である。

 2.回答+妥結状況は各々集計表のとおりで、その特徴はつぎのような諸点である。

 
(1) 登録組合数 819組合      
(2) 回答組合数 454組合 引出し率 55.4%  
  うち金額・率回答 376組合 ほか78組合は 「定昇のみ」などで未計算  
  うち2次回答以上 124組合 上積み率 33.0%  
  うち前年実績額以上 212組合 回答数の 56.4%  
  妥結組合数 202+22組合 解 決 率 27.4%  
(3) 単純平均額 376組合 5,769円 同率 1.93%
  前年同期 414組合 5,564円 同率 1.87%
  前年同期比   + 205円   + 0.06P
  加重平均額 9.4万人 6,776円 同率 2.02%
  前年同期 9.0万人 6,192円 同率 1.97%
  前年同期比   +  584円   +0.05P




14単産と地方が前年同期比でプラス

 4) 5月中旬の動向について
 5月段階は、産業・地域相場や国・地方自治体の予算編成で賃上げ額が左右される単産が回答引き出しに奮闘するとともに、先行単産の未解決組合が解決をめざしてたたかっている。こうしたなかで今回は、全証労協より初報告が寄せられ、金融労連と映演共闘から新規回答が、建交労建設、同運輸、全労連全国一般などからも新規回答と上積み回答が報告された。新規回答の特徴は、定昇制度のあるところで「定昇のみ(ベアゼロ)」が多く、定昇制度がないところでは「定昇なみ」の4000〜6000円台の低額が目立っている。また、これまでに124組合が第2次〜第5次の上積みをかちとり、212組合が前年実績以上(同額を含む)をかちとった。妥結する組合も増えてきたが、調査日のズレもあり全体の27%(224組合)に留まっている。


 3.パート等の賃上げ、企業内最賃の回答状況について

(本紙第31号・5/17付参照)

 

 4.他団体の賃上げ集計結果について
1) 4月26日現在、連合の第4回回答+妥結集計は以下のとおり。

  妥結組合数 加重平均 単純平均
集計方式 組合数 人数(万) 金 額 率(%) 昨 年 率(%) 金 額 率(%) 昨 年 率(%)
平均賃上げ 3272 193.9 5,721 1.90 5,363 1.85 4,526 1.75 4,304 1.70
35歳P 108 8.2         6,560 2.43 6,916 2.63
30歳P 56 7.0         7,710 3.29 7,338 3.24




 
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