2009国民春闘共闘情報
全労連HP

第 14 号  2009年02月23日

 

大企業は内部留保で賃上げを!

東京・池袋・新宿・品川・虎ノ門&内幸町版できる

 東京春闘共闘と東京国公がビクトリーマップビラを配布

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 東京春闘共闘、東京国公がビクトリーマップの大企業分布地図付きビラの配布を2月25日から計画しています。ビラは東京、池袋、新宿、品川のJR4駅周辺の4種類と虎ノ門・内幸町ビラの5種類です。今年は新たに品川駅周辺の地図付きビラができたことから「山手線一周が完成した」と東京国公事務局長が語っています。
 各地図ビラには所在する各企業の内部留保と、正規と非正規全員に1万円賃上げのために必要な内部留保取り崩し率が載っています(国公労連試算)
 また、トヨタ自動車やキヤノンマーケティングJの数字も載せています。トヨタは内部留保が13兆9332億円であり、非正規8万8000人と正規31万8000人に月1万円賃上げをするのに内部留保の0.48%を取り崩せば可能です。
 2月25日早朝に東京駅周辺ビラを東京国公と千代田区労連、千代田区労協が配ります。同日昼に東京国公が虎ノ門・内幸町ビラを配布します。3月4日には自治労連東京が新宿版を配布。3月6日には品川労協、港区労連、大田労連が品川ビラを配布。同日豊島区労協などが池袋ビラを配布します。「今後はもっときめ細かな地図ビラを作ることが重要。そんなに手をかけずに地図ビラはできる」と東京国公事務局長は語っています。



違法派遣、退職強要など次々

 全労連が全国いっせい労働相談ホットライン

 2月20、21の両日、全労連と各地方組織は、労働相談ホットラインや街頭労働相談、地域ごとの派遣村開催など多彩なとりくみを展開しました。あきらめない生き方=労働組合こそ、人間らしい生活実現への道のりであり、労働相談をとおして、組織化・仲間づくりをよびかけました。

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[東京]東京地評の会議室にて午前10 時から相談員10 名体制でおこなわれました。「自動車関係のコールセンターで働くバイト、退職してくれと書類が送付されてきた。自宅待機させられているが、未払い賃金がある」「トヨタ系列の会社で、事務をしています。派遣です。不況で切られていましました」など、切実な相談が続きました。

[北海道]SOS ネットで、地下街で相談活動を展開。30 代男性からの相談「派遣で愛知県でソニー日研総業に働いていた。1 月30 日で「派遣切り」。2月15 日に寮を出されフェリーで北海道に戻ってきた。昨日はサウナに泊まった。雇用保険の認定日が3 月16 日。今19,000 円しかもっていないし、泊まるところもない。」道労連は、市の制度を利用し、市営住宅に即日入居へ。今後、生活保護申請もしていきます。

[青森]相談では「会社の都合で退職するが、離職票には自己都合になっていた」「難病になったら退職勧奨された」「平日勤務のパートなのに、急に土日勤務に変更提案され、拒否すれば解雇といわれた」「ハローワークで就職したが、勤務内容が求人票と違う」「解雇予告手当ての計算方式を教えてほしい」など。

[宮城]マスコミも7 社で報道されました。相談内容には、生活保護のものもありました。

[秋田]新聞各紙で掲載、AAB テレビ(秋田朝日放送)が取材にきました。

[新潟]FM にいがた放送でスポットが流れ、ハローワークにいがたでチラシ配布。NST テレビが、にいがた青年ユニオンを取材する。

[静岡]「外資系企業が従業員800 人のうち300 人をリストラ計画で希望退職を募っている」。

[滋賀]ブラジル人親子からの相談「派遣で日立に12 年間勤務。この間有休1 日もなし。2 月2 日に、3 月12 日で「解雇」と通告された。」県労連は、即日団交を申し入れました。

[大阪]毎日放送(テレビ)で放映されました。

[和歌山]「製造業の派遣で雇い止めです。23 名が4月1 日から仕事がなくなります。契約期間内の解雇はしないということだが、賃金は6 割となる。3 年前から派遣で偽装請負や派遣法違反」と相談があり、後日事務所に来ていただくことになりました。

[徳島]契約社員からの相談「6 カ月契約の更新で5年働いている。本社から10 人減らすように言われ、今後契約期間を3 カ月にすると言われた。5月が契約満了となるが、来月満了となる人(入って半年の人)は、更新しない旨通告された。」県労連は今後も対応していきます。

[佐賀]NHK が取材し、当日、朝と昼と夜のニュースで流れました。




 
 貧困・生活危機突破の大運動で、変えるぞ大企業中心社会




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