2009国民春闘共闘情報
全労連HP

第 23 号  2009年03月26日

 

賃上げ、増員、均等待遇求め

郵産労、民営化初の拠点スト決行

 23日〜各単産が回答引出し・上積みめざす統一行動

 郵産労は23日、09春闘要求の実現をめざして全国8都道府県の拠点12支部25局所で組合員100名が時限ストライキを決行しました。国民春闘共闘は今週の23日から26日までを回答引き出し・上積みの闘争集中ゾーンとしており、各単産・単組の団交やストライキなどが集中します。



日本郵政前のスト総決起集会に150人

 写真


 朝10時、強風が吹き荒れる日本郵政前に、郵産労本部、東京各支部、支援の組合の旗がはためくなか、150人の参加で「3・23ストライキ総決起中央集会」が始まりました。

 郵産労を代表してあいさつした山崎委員長は、各拠点で始業時からストライキを決行して参加した組合員の労をねぎらい、支援労組に感謝しつつ、「これまで6回の交渉を重ねてきたが、回答にはほど遠い内容だ。生活改善のために正社員2万5000円以上の賃上げ、非正規社員の均等待遇実現、正社員の増員、『民営化』見直しのために、最後まで奮闘する」と述べました。日巻書記長が闘争報告を行い、この間の要求討議や交渉経過を説明し、やむなくストライキに突入したことを報告するとともに、ひきつづく闘争強化を呼びかけました。

 全労連の大黒議長(国民春闘代表幹事)が連帯あいさつに立ち、「春闘共闘参加組合はこれまでのところ、ベア獲得が28組合、平均賃上げ額も昨年に比べて若干低い」ことを紹介しながら、「内需中心の経済への転換という大義ある春闘をたたかい続けたい」と述べ、郵産労のストライキ闘争をたたえました。

 支援激励には国公労連本部と各単組、特殊法人労連と各単組、自治労連、全教などの公務組合、金融労連、通信労組などの民間単産、渋谷区労連などの地域労組が駆けつけ、代表して国公労連・宮垣委員長、全労協郵政労働者ユニオン・須藤書記次長、全労連非正規センター・井筒事務局長らがストライキでたたかう仲間を激励しました。

 各支部の決意表明は、銀座支部、小石川支部、杉並南支部の代表が立ち、「支援を含め80名の参加でストライキを成功させてきた。人間らしく生き、働くことのできる職場をめざして頑張りたい」(銀座支部)、「ストライキ闘争の中で組合員を増やしてきた」(小石川支部)、「非正規の方は4月から雇い止めや査定が下げられる。春闘要求4課題の実現に全力をあげる」(杉並南支部)などと述べ、決意を語りました。

 参加者は、日本郵政本社に向かって「賃金を引き上げろ」「非正規社員の均等待遇をはかれ」「時給引き上げでワーキングプアをなくせ」などとシュプレヒコールを繰り返しました。(写真)



闘争集中ゾーン、各単産の統一行動計画

 23日〜各単産が回答引出し・上積みめざす

 今週23日から26日(〜27日)にかけて、国民春闘共闘に結集する各単産は回答引出しや上積み、一部では決着をめざす統一行動を計画しています。主な行動計画はつぎのとおりです。

全農協労連=23〜27・第2波統一行動(スト含む)
JMIU=24〜27日・月内決着をめざす産別交渉と職場激励行動
金融労連=23日・いっせい職場集会。24日・金融3争議共同行動
全 損 保=24日・金融3争議共同行動
全印総連=27日・第3波統一行動(ストライキ)、夜・MIC銀座デモ
出版労連=27日・第3波統一スト、夜・MIC銀座デモ
民放労連=24-26日・第2次統一行動ゾーン。27日夜・MIC銀座デモ
映演労連=27日夜・MIC銀座デモ
映演共闘=27日夜・MIC銀座デモ
日本医労連=25日・回答指定日。25〜26日=第3次統一行動日(スト含む)
郵 産 労=23日・全国拠点ストライキ






 
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