2011国民春闘共闘情報
全労連HP

第14号 2011年3月15日

JMIUが有額回答引き出す(9日)

支部平均  5160円(1.82%)

組合員平均 5392円(1.94%)

いずれも前年初回平均額を上回る


 JMIUは9日、同日午後8時現在で前年を5支部上回る79支部分会が有額回答を引出しました。支部平均(単純平均)5160円(+1.82%)、組合員平均(加重平均)5392円(+1.94)と、いずれも前年同時期から前進しています。有額回答を引き出した79支部分会のうち、6割を超える50支部分会が前年の初回回答を上回っています。
 JMIUは、これについて「『春闘再生元年』をかかげ、産別結集と職場からの団結・組織力を強め奮闘した結果である」としています。
 前進した組織の特徴は、労使関係が前進していること、団結と組織力を強化し全員参加型の春闘にとりくんできたことがあげられます。栃木・ダイセキMCR支部では、組合結成後事実上初めてとなる春闘で、職場で組合員数を大きく上回る要求アンケートを集めるなどのとりくみを背景に、5500円の回答を引き出しました。このほか、長野の前田鉄工所支部が前年妥結額を1700円上回る6700円、同じく長野の高見澤電機支部が10年ぶりの有額回答を引き出しています。
 JMIUは、これらの成果を評価しつつも、「わたしたちの要求からはまだほど遠く、生活の改善、将来展望につながるものとは言えない」「経営困難を理由にゼロ回答・超低額回答が示されているところも少なくない」として、翌10日の第1次統一ストライキへの決起をはじめ、引き続き回答の上積みを求めてとりくみの強化を呼びかけています。
 (以上、JMIU「2011年春闘情報」より一部抜粋。JMIUは12日現在、89支部が第1次回答を引き出しており、大震災の被災組合員・家族の状況把握と支援、救援募金のとりくみとあわせ、奮闘しています。)

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