第11号 2012年1月27日
みせよう 労働組合の底力を
2012春闘総決起集会 溢れる1100人の熱気
「賃上げと雇用確保で生活の改善を―」。国民春闘共闘委員会は1月26日、東京春闘共闘とともに「怒りの12国民春闘総決起集会」を東京・なかのZEROホールで開催し、単産・首都圏から1100人が参加しました。賃上げと雇用の確保で内需を拡大し、景気回復・震災復興のために全力でたたかおうと決意を固めあい、熱気あふれる集会となりました。
集会の冒頭、昨年11月に全労連が開催した「全国集会2011」での渡辺治先生の講演をもとに作成したDVDを上映し、労働者をとりまく情勢について学習。主催者あいさつで、大黒作治・国民春闘代表幹事(全労連議長)は「賃上げと雇用を改善させる春闘と、消費税増税・TPP参加反対、原発ゼロのたたかいを大きく合流・発展させよう」と呼びかけました。小田川義和・国民春闘事務局長(全労連事務局長)がパワーポイントを使って今春闘をたたかう構えと行動の提起をおこないました。
続いて単産・地域の代表(JMIU、品川労協、出版労連、郵産労、自治労連、東京土建)が登壇し、大きなスクリーンに職場やとりくみの様子を撮影した写真やグラフなどを映し出し、BGMにも乗って、テンポ良く決意表明を行いました。
JMIU鈴木シャッター支部の相澤さんは、未加盟組合員との共通の話題「賃金(T)・趣味(S)・小遣い(K)」で執行委員1人が10人ずつの組織拡大をめざす「TSK50」の取り組みなどを紹介。370人を超える仲間が参加した東京土建は、横断幕とのぼりを持った組合員が壇上にズラリと並んで登場。宮田副委員長が、東京で初めて多摩市が公契約条例を制定したことを紹介し、「全都に広げたい」と決意表明。5月に結審を迎えるアスベスト集団訴訟への支援を呼びかけました。国公労連・全厚生闘争団とJAL裁判原告団が、客席最前列でスポットライトを浴びながら支援を訴え、満場の激励の拍手に包まれました。
「闘争宣言」を国分博文・国民春闘代表幹事(全農協労連委員長)が読み上げ、会場と一体に「貧困と格差をなくせ」「春闘勝利をめざそう」とシュプレヒコール。伊藤潤一・東京春闘代表委員の閉会あいさつ・団結ガンバローで集会を締めくくりました。
全労連と国民春闘共闘は、春闘勝利に向け、2月10日と3月8日に中央行動、3月13〜15日を中心に「99%のための安心社会の実現めざす総行動」にとりくみます。