第21号 2012年3月21日
郵産労、全国でスト決起
賃上げ、非正規正社員化、均等待遇の実現を
郵産労は19日、郵政ユニオン(全労協)とともに、北海道・厚別支店から長崎北郵便局までの全国で、郵政労働者の賃上げ、非正規社員の正社員化と均等待遇実現などを求めてストライキに立ちあがりました。東京・芝支店、千葉支店で統一ストをうったほか、拠点に設定されていない支部は郵政ユニオンの支援にかけつけるなど、要求実現に向けて奮闘しました。
郵政本社前 スト突入集会に180人が参加
午前11時から東京・日本郵政本社前で開催されたストライキ突入集会には、芝支店、千葉支店前での統一ストを終えて参加した組合員をはじめ、支援にかけつけた単産・地域の仲間など180人が参加しました。
国民春闘共闘の小田川事務局長(全労連事務局長)は、連帯あいさつで「非正規社員の正社員化、均等待遇などを求めて決行した本日のストライキは、郵政職場での労使の関係の確立、労働組合としての資本の追求に大きな意義を持っています。今ほど大義を持った労働組合の闘いが大切な時はありません。今日のストライキを飛躍台に要求と運動の前進に心からの期待を込めています。」と力を込めました。
全労協の金澤議長、全労連公務部会の宮垣代表委員(国公労連委員長)らが次々にマイクを握り、連帯・激励あいさつをおこないました。
スト決行支部からは、千葉、船橋、芝の組合員がそれぞれ決意表明をおこない、ストアピールを採択。引き続き2012春闘を旺盛にたたかっていくことを確認し合いました。
連合加盟労組が春闘のたたかいを放棄し、昨年に続いて年間一時金3.0カ月で妥結するもとで、賃上げと労働条件改善、非正規正社員化、均等待遇実現を前面に掲げる郵産労と郵政ユニオンのたたかいが、全国の職場労働者を励ましています。
《各地方のたたかい》
北海道
豊平支店でストライキに突入。8:00〜9:00支店前で集会、10団体が支援にかけつけ、全体で40人が参加。
東北
盛岡支店でストライキに突入。6:45からビラ配布、受け取りは上々。支店前集会には、組合員、支援者、OBら21人が参加。一時金削減に頭にきている社員から「がんばれ」の声がかかる。
東京
統一ストライキとなった芝支店前には、郵産労・郵政ユニオンの組合員、支援団体を含め110人が参加、支店前を埋めつくした。合唱団のうたごえもあり、ビラの受け取りも良好で、元気の出るストライキとなった。
関東
千葉支店前には、統一ストにふさわしく、かけつけた支援の仲間も含め46人が参加。ストに立ちあがった郵産労・郵政ユニオンの組合員から、たたかう決意が熱く語られた。
東海
名古屋貯金事務センターでストライキに突入。8:30からの宣伝行動には40人が参加。9:30からは非正規社員の出勤時間にあわせて宣伝行動を実施。ビラ800枚を配布した。
近畿
大阪・此花支店で組合がストライキに突入。支店前集会には、支援団体を含め40人が参加。兵庫・西宮支店の支店前集会には、近畿の郵産労各支部からかけつけた支援者を含め、全体で20人が参加。滋賀・ゆうちょ銀行大津出張所前の宣伝行動では、ビラ150枚を配布。集会には支援も含め23人が参加。神戸支店前では、12:20から13:50まで宣伝行動を実施。郵産労・郵政ユニオンあわせて60人が参加。
四国
高知支店がストライキに突入。集会には20人が参加。
中国
早朝6:30から広島支店前で宣伝行動。7:40から広島東支店での郵政ユニオンのスト支援に参加。東京の郵政本社前集会に中田地本委員長を派遣した。
九州
福岡支店でストライキに突入。集会には、郵政ユニオンからの支援者など全体で30人が参加。田尻書記長は郵政ユニオン長崎北郵便局に、森田委員長は郵政ユニオン粕屋南支店前でのスト支援行動にかけつけた。