年末一時金第2回集計の結果は以下のとおりです。
<回答状況>
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2012年
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2011年(同期)
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2010年(同期)
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登録組合数 |
706
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716
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684
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回答組合数 |
337(47.7%)
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380(53.1%)
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317(46.4%)
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うち上積み獲得 |
44(13.1%)
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73(19.2%)
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31(9.8%)
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うち前年実績以上 |
103(30.6%)
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144(37.9%)
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107(33.8%)
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うち妥結組合数 |
112(33.2%)
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145(38.2%)
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88(27.8%)
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<回答内容>(月数および金額)
集計方法など |
2012年 |
2011年(同期) |
(前年比) |
2010年(同期) |
単純平均 |
月数 |
2.07 |
2.15 |
−0.08 |
2.15 |
額(円) |
673,635 |
702,535 |
−28,900 |
681,414 |
加重平均 |
額(円) |
656,413 |
668,992 |
−12,579 |
700,320 |
組合員数(人) |
86,110 |
85,160 |
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81,287 |
※2012年・11年の単純平均金額は同一組合対比
<集計結果の概要>
回答引出し・妥結状況
年末一時金の第2回集計には、登録706組合のうち、21単産部会337組合から報告が寄せられました。今回新たに報告があったのは、金融労連、民放労連の2単産です。
各単産では11月中旬を中心に回答指定日を構え、統一行動など旺盛な取り組みで回答引出しをはかっています。回答引出し組合は337組合・47.7%となり、第1回集計(11月9日時点:213組合・30.2%)から124組合・17.5ポイント増えました。
現時点で妥結した組合数は112組合です。妥結率は33.2%で、昨年同期(38.2%)を若干下回っています。
「1000人以上」でプラスに好転
前年比較可能な組合での単純平均額・月数(一組合あたりの平均)は673,635円・2.07ヵ月で、第1回集計(675,092円・2.11ヵ月)から額・月数ともに微減。前年同期比では28,900円・0.08ヵ月分、下回っています。
加重平均額(組合員一人あたりの平均)は、656,413円で、第1回集計(618,722円)から37,691円増となりました。前年同期比(668,922円)では12,579円下回っています。
規模別で見ると、前回調査同様に全体として厳しい結果となっていますが、単純平均額・月数ともに前年同期比の下げ幅は縮小傾向にあります。「1000人以上」では金額で22,147円のプラスに転じました。
前年実績以上が100組合突破!
前年実績以上の回答を引き出したのは103組合・30.6%です。そのうち約4割の25組合が前年より50,000円以上上回る金額を獲得しています。
水準に着目すると、100万円以上を引き出したのは26組合。このうち民放労連、出版労連の7組合では150万円以上を勝ち取っています。
月数で2.5カ月以上を引き出した組合は、第1回集計(58組合)から29組合増え、87組合となりました。
単産部会別にみて、単純平均額・月数ともに前年同期を上回っているのは、建交労・建設(プラス663円・0.01ヵ月)、建交労・製造(同26,130円・0.10ヵ月)、建交労・鉄道(同5,256円・0.02ヵ月)、民放労連(同22,208円・0.06ヵ月)、地方マスコミ(同40,763円・0.01ヵ月)です。
金融労連、映演労連は金額で、全倉運輸は月数で前年同期比を上回っています。
初回回答からの上積みを獲得したのは44組合です。これは前年同期(73組合)より少ないものの、JMIU、映演労連では4次以上の回答を引き出すなど、「生活改善に資する一時金」を求め、奮闘しています。
パート等一時金… 平均1.17ヵ月 12万7千円
パート等非正規ではたらく仲間の年末一時金は、生協労連、全印総連、日本医労連から81組合から報告が寄せられました。月数は67組合の単純平均で1.17ヵ月、金額は24組合の平均で127,244円と、いずれも前年同期を上回っています。
全印総連からは、臨時・非常勤、契約社員などの年末一時金獲得も4組合報告されています。
*第3回集計は12/5-6を予定しています。